yhさんの映画レビュー・感想・評価

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激怒(2022年製作の映画)

3.8

非現実的な空の演出や誇張されたキャラクター(主に会長)、後半のディストピア社会はリアルさには欠けていて漫画っぽい。
そういうのもあってエンタメ感は強いけど、全体的に軽さを感じるのが個人的には気になった
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落穂拾い(2000年製作の映画)

4.0

カメラのレンズの蓋ブラブラが面白い。
アニエス・ヴァルダがお茶目だった。

冬の旅(1985年製作の映画)

4.1

モナに何が起こったのか ということが気になって最後まで面白く観れた。
意外とユーモラスなシーンも多かった。

王女メディア(1969年製作の映画)

3.9

冒頭のケンタウロスによる血縁関係の説明が複雑で混乱したけど、聞き流してもストーリーには特に影響なかった。
ギリシャ神話なのにキリスト教美術が映り込んでいるのが気になった。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.4

ただただ美しい。
優しさと壮大さを感じた。
最初のダンスシーンや音楽も最高。

闇のカーニバル(1981年製作の映画)

3.5

好きな作品が多い監督だけど、今作はセリフがかなり聴き取りにくいのがストレスだった。

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

セーヌ川とサメを組み合わせる設定だけでも十分面白いのに、それだけに頼らず、ドラマ部分もしっかり面白かった。
このジャンルでは定番化している人災的な面も2種類あるので前半、後半それぞれ見せ場ができていた
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.0

ワンシーンワンカットで進む一つ一つの物語は大して面白味がないが、それぞれが短く、テンポよく話が切り変わるため退屈はしなかった。それぞれにそこまで関係性もないのでオムニバスのよう。
絵本のような幻想的な
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

普通の少年が宗教にのめり込む話かと思ったら既に仕上がった状態からのスタートだった。
純粋さの恐ろしさも感じたけど、試みが全然上手くいかず、最後はあまりの間抜けさとダサさに笑い話のようにも感じてしまった
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヌーベルバーグっぽい。
警察署やタクシーでのポップな演出がおしゃれだった。
パパ役はクズ感はあるものの、一応はユカの同意を得ての行動で、そこまでの悪人でもないと思うので、あのラストならもっとクズ感(ユ
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

そもそもフィクションだけど、思った以上にフィクション感強かった。

フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.5

これまでの謎が明らかになり、3部作の集大成感はあったけど、ふーんって感じで特に面白みがなかった。
シンプルな1作目が一番マシだったかも。
13金やハロウィン的要素があるものの、中途半端でキャラクターも
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くまのプーさん/クリストファー・ロビンを探せ!(1997年製作の映画)

3.5

77年の映画と比べると中盤のテンポが悪く、だらだらとしているように感じた。
挟まったプーとかピグレットの挙動は面白かったのと、ディズニー映画らしく、歌が多いのは良かった。

フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.8

『スクリーム』を意識した感じでそれなりに面白いけど、メンバーが地味でパッとしない。

くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.1

懐かしい。
絵本みたいなアニメーションが温かみあって良かった。
なかなかシュール。
オウルの家のシーンはチャップリンの『黄金狂時代』みたい。

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.9

階段に人が密集している描写と群衆排除のシーンがインパクトあって良かった。
2022年は既に過去で、映画内の科学技術は実際の2022年と比べると古さを感じるが、人を表す独特な呼称などのおかげでちゃんとS
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たそがれの女心(1953年製作の映画)

3.7

舞踏会のワンシーンの中、セリフと衣装で日の経過がわかる演出は面白かったけど、話自体はそこまで。

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.9

画面で起きる出来事のあまりに徹底した混乱ぶりに、最初、観てるこっちが見逃したか見間違えたかたと思った。
電話ボックス後のシーンの狂気がわかりやすく不気味で良かった。
和風な不協和音感ある音楽と内容で『
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チェンジリング(1979年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ポルターガイスト現象見慣れ過ぎて怖さは感じなかったけど、後のホラーにかなり影響与えてそう。
ミステリー要素もあるけど、ミステリーと呼ぶにはあまりにもそのまんま過ぎておまけ要素くらいな感じだった。
『赤
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.7

設定面白いけど、要はただの凶暴なクマなだけで、コカインが人間側のドラマに絡む以外はコカインであることによる特別感はなかった。
コメディ要素があるのはいいけど、その要素が強すぎて緊張感がないのでパニック
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ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

4.0

義父が信じられないくらい遠慮なく酷いこと言うけど、それに対して反発もしてるので、そのやり取りがちょっと面白かった。
ここまで露骨なのはすごい。

屋根裏の巳已己(2020年製作の映画)

3.9

ずっとみみみって何と思ってたけどよく見たら違った。
部分的に切り取ればホラー映画って感じだけど、どちらといえば青春映画感が強かった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

戦時下の日本の闇と理不尽さがストーリーがうまく合わさっていると思った。
私利私欲のためというより「大義」をうたっているところが余計に恐い。
個人的にはスプラッターな描写がもう少し欲しかった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

『女王陛下のお気に入り』でもあった魚眼レンズとおしたみたいな映像が面白い。
相変わらずいい意味で気持ち悪いけど、絵本のような世界観が美しく、この監督の作品の中では万人受けしそうだと思った。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

絵に描いたような理想と幸せには裏がありそうっていう不気味さと、モンスターホラーとしての面白さの組み合わせが良かった。