Yさんの映画レビュー・感想・評価

Y

耳をすませば(2020年製作の映画)

3.4

さすがメルヘンというか
かなり非現実的な展開や造作なので
ヘタすると白けてしまいそう
けど、清野菜名と松坂桃李は頑張ってるし
子供時代や地球屋、バロンも素敵
ジブリ実写化だと分かっていれば
こんな感じ
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市子(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

魔性というには重過ぎる
人に狂わされ、人を狂わせて生きていくんだな

無戸籍、難病の二人の子供を育てる母親
堕ちていく義父
あそこまで市子に入れ込む2人
結局人に頼って生きていくしかない主人公
いや、
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

オッペンハイマー個人の振る舞いや
市井の人々の生活ではなく
戦時における政治や、科学のあり方
核の出現による世界の再構成といった
抽象的な主題だったように思う
まぁノーランだし

そういう意味で、広島
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

もっとホラーかとびくびくしてたけど
これは確かに応援上映盛り上がるやつだわー

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

分かったような分からないような教義と思惑で
前作に続き、ストーリーはやっぱりイマイチ
古典だからこそ使い古されてしまった、
そして現代には合わない価値観を
なんとなくの雰囲気で誤魔化してる気はする
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

音楽は良かったけど
話の展開はあんまり好きな感じじゃなかった

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.7

犬賢すぎやろ!

ドラァグクィーンとか取り扱っても
流行りのLGBT教訓めいた話にならず
退廃的な雰囲気になってるのは
ただのリュックベッソンで良き

ダークヒーローとかそういう話ではない
キャッチコ
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

さすがの役者陣で観ていられたけど
肝心のパレードの仕組みが
よく分からなくて入り込めず

タイトルだし幻想的な雰囲気の要のはずなのに
パレードなくても成立する物語じゃないか?
彼らがあの地に留まってる
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

舞台は戦地だけど
政治とか思想とかでなくて
仲間と家族、二人の男の物語だった
絆とか信頼とか、そんな生易しいものでもなく

終始見つからないかハラハラで
映画館で観て良かった
家だと緊張感に耐えられな
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

実話ベースというだけあって
初っ端から容赦がない
この奇跡は仲間が一緒だったっていうことと
ただ単にフツーに体力のある健康優良男子ばかり
だったってのが大きいんだろな…

究極の選択、知ってた気がした
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

もっとサスペンスなのかと思っていたら。
雪山のひんやり感ポスターと相まって
ピリピリする緊張感を期待してしまってたので
これが法の下の討論か?というドロドロ具合に
良くも悪くもどうでも良くなってしまっ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.7

前作見たのは20年以上前で
内容がしんどかった気がする程度でほぼ覚えてなく
微妙だなぁと思ってたんだけども
わりと評判が良いので観に行くことに

序盤は辛すぎる内容を歌で吹き飛ばしてて
これでええんか
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

殊更強く主張された優しさじゃなくて
みんなそれぞれ色々あるよねという距離感に癒される
主演の二人は本当に声がいい

山添くんが時間をかけて感覚を取り戻すにつれて
観ているこっち側もふっと軽くなる
初め
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

さすがに部活蔑ろにしすぎじゃないか
とは思うけど、総じて楽しかった

綾野剛よかったし
男の子も良かった

しかし紅という楽曲の強さよ

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

レトロなラジオから流れてくる
ロシアとウクライナのニュース

意味ありそうで、なさそうで、ありそうな音楽
繋がりや躍動感が極力排除されていて
スタッカートというか
非常に作為的なつくりなのに
日常に寄
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

うーん、あまりハマらなかった。。
感情と知識が噛み合わないまま
成長していく過程を演じるエマストーンは
確かに凄まじかったけど、
性的な描写に正面から挑んだら
評価される風潮なんなんだ
人間の機微や自
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.6

王道で優しい物語


本筋に関係ないけど
こーゆー中央アジアあたりを
ふんわり連想させる街のつくりとか衣装は
海外だとどう映るんだろうなぁ
最近流行りの中華後宮ものとか
国内で鑑賞する分には
エキゾチ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

役者の皆様も雪の大地もとても良い
杉元もアシリパさんも、アイヌ工芸も素敵
そして白石、鶴見中尉、土方歳三がすごい…!

ただ序章も序章で終わってしまうし
仕方ないけど説明も多くて、単体の映画としては
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.4

厳密な医療ドラマよりアツさ!
ドラマの時からそうだったし楽しめた

まぁツッコミどころあり過ぎるけども
横浜チームより先にランドマークタワーに現着
レスキューに先んじてビル突入
現場にやってくる大臣
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

愛という言葉でさえない、
なんだろうな二人の関係

横浜流星みたの
この映画が最初じゃなくてよかったー
嫌いになりそう(褒めてる)

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.4

地上波でやってたのを録画鑑賞

ドラマ好きだったので懐かしく観る分には
良かったけども。

不幸詰め込み過ぎでは…
時任三郎の怪我に始まり
タケヒロ、コトー先生、台風、、

皆が診療所のオペ室で
棒立
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

警察との攻防劇や裏社会の何たるかかと思いきや
そう言ったハラハラはあんまりなく
安藤サクラと山田涼介とかが
かっこいい雰囲気を楽しむ作品
最近小綺麗なものばっか観てたので
こーゆー、社会のクズ的な描か
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.4

第一印象は、「惜しいっ」
扱ってる題材は普遍的なテーマだし
さすがに画も素敵
でもストーリーとセリフかなぁ
イマジナリーやら、想像やらの概念が
非常に理屈的で分かりにくい上に
全部のエピソードもセリフ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.5

主人公がいわゆるドジっ子で
正直苦手なタイプではあったけど
絶滅種のおもてなしというシビアな背景ながら
基本的にはほのぼのしたトーンで
ほっこり良い作品だった

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

移りゆく日常の景色は美しかったのだけど

目覚まし時計もないまま規則正しく生活し
部屋は清潔感にあふれ、植物を愛で
読書を嗜み大量のカセットを保有し
麻生祐未のような家族がいた彼は
過去豊かな側にいた
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.6

お上品な宮廷料理でも、素朴な生活感でもなく
使い込まれてそうな調理場に豪勢な料理、
料理がとにかく美味しそうだし
美味しいもの食べるのが好きって伝わってくる
火加減どうなってんのとか
舌平目用の鍋本当
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

突然のミスタービーンw
出てるの知らんかったww

果たして陽気に歌って踊るのが
ティモシーの真骨頂なのかというと
ちょっと違う印象も受けたけど
そのおかげで、濃すぎず
さらっと観やすい素直なファンタ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

衣装・大砲・戦と圧巻の美術
ただ、大軍を率い、皇帝にまで昇り詰めた
カリスマ性やスケールは感じられず
ジョセフィーヌとの物語が中心
なるほど個人として描きたかったと評されて
いるのはこういうことかと合
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

評判を聞いて、戦後日本の闇
さらには横溝正史要素もあるということで
ビクビク観に行ったけど
アニメだけあって彩度はあるし
上手く妖怪、アクションと繋がってて見やすかった
どちらかというと、とても王道
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

予告で見た、埼玉の探してる"海無し県の海"が
琵琶湖のことなのかと思ってたけど
白浜出てきて話のゴールがややこしい
そこから何故か和歌山と滋賀が共同戦線を張るのが
当然みたいな流れになるけど
地理的に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

大迫力で大変面白かった

マイナス要素が無いわけではない
分かりやすい特攻批判とか
船長に鼓舞される艦長はじめ
単純過ぎる人間関係と群衆、人物造形とか
作戦ザルすぎへんか?とか。
ストーリーにしても
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大河への道(2022年製作の映画)

3.5

大河ドラマに向けての話より
伊能忠敬の地図(時代劇)メインと
聞いていたので
とても、すんなり楽しく観れた
意思を受け継ぐ人たちのムネアツドラマ
(というと安っぽいかもしれないけど
 それくらいの気や
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

水墨画いいなあ

この音楽は!と思ったらやっぱり
Nのために、最愛の人だった

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

タイムループのドタバタだけじゃなくて
考えや意識が変わってくのが良いね
その中で一人天然でいい人な
マキタスポーツがよい味出してる

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

登場人物と相関図が頭に入ってなかったのと
レオ様フィルターで
当初は一癖ある人物に見えてしまってたので
前半は話に混乱してしまったけど
そうか、こいつはタダのヘタレなのかと
気づいてからが辛い
モリー
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

物語としてはイマイチよく分からないというか
歌は力強さが印象に強いし
広瀬すずはどうしたって華やかで正統だし
震災や孤独が取ってつけたみたいに見える
場面転換に上手くついてけなかっただけか?
せめて希
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