Wakanaさんの映画レビュー・感想・評価

Wakana

Wakana

映画(32)
ドラマ(13)
アニメ(0)

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

5.0

こんな結末予想してないし、最高に皮肉が効いてて、個人的に満点のドキュメンタリーでした。眠い状態で見始めたのにあっという間に引き込まれて。行動力(と愛嬌)がすべてと改めて。元気をもらえました。

美しき緑の星(1996年製作の映画)

4.0

ツッコミどころが盛りだくさんで楽しく見られるコメディでありながら、本当の意味での進化・進歩とは?と少し考えさせられる作品。ベストセラー書籍の「限りある時間の使い方」を思い出す。なにを大切にして生きるの>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

親からのプレゼントの皮肉、すきなセンス。彼女は幸せに生きるフリもできたんだろうか、信念なのか、執着なのか。同じ立場とて彼女みたいに全うできるだろうか、最後の展開は予想できず。ポップに魅せてるけど、考え>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

Hey dudeには笑ってしまった。

ジャックの部屋のポスターやレコード。
キラーズ、フラテリス、ブラックキーズとかまさに世代で。でも、フランツのTシャツ着てビートルズ歌うのはいいのか。笑

高校生
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

アンコンシャスバイアスをつかれて、うまく騙されてしまった。この展開は予想できず。でも、しっかり伏線もはってあって、お見事でした。

すべてPC上の展開とは思えないスケールで、Windowsの効果音とか
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

エンディング後、もう一度最初から見返したくなる。

冒頭一発目から明らかな伏線が沢山出てくるので、見逃さないようにと思いつつの序盤。その後、すぐに心拍数あげられてしまい、もはや集中できなくなりました。
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

なんとなく暗い重い話と思ってたのでいい意味で期待を裏切られました。序盤笑いもありつつ、徐々にエスカレートして戻れなくなっていく怖さ、そして後半の怒涛の展開。

韓国の就業・就学事情、様々なこと考慮する
>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

友人に「明るく前向きになれるハートフルな映画教えて」ときいて、間違いなかった。

まず、出てくる登場人物、全員愛せてしまう、憎めない。

料理に至ってはキューバサンドもだけど、カールが休日にパーシーに
>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.0

記憶がリセットされてしまう主人公の話は比較的メジャーな題材。だけどこれが「毎日」ではなく「10分」で記憶がリセットされることで、ダレずに目を離せないスピード感での話の展開に。

ラストまで、いろんな憶
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.0

ゲットアウトにつづき、伏線回収マニアにはたまらない作品。

オープニングのしあわせなドライブから始まっての不穏な空気がたまらないんですが、夜一人で見てたらまあまあ怖くなってしまい、翌朝に持ち越してラス
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

終始、居心地のいいシーンはほとんどなかったけど、エンディングだけは愛せる。

アンダーワールドのBorn Slippyと当時の「しあわせな生活」を連想するの言葉の羅列。ニヒルな笑顔。コインロッカー。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

夏に実家に帰ったときに夜中、ホラーゲームしたいねってテンションで姉とみました。そんなテンションで誰かとわいわい見るには最適のホラー。

個人的にこれ系のホラーって登場人物の死様とかホッとしたタイミング
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

サクラメントをGoogleMapで検索してみる。サンフランシスコから北東へ少し離れたところにある街。

田舎ならではの地元のくだらないカースト、きっと似た者同士だからこその母との衝突、それから新しい生
>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

友人が誕生日に必ずひとりでみる映画と聞いて、10年振りに。

当時、中学生の頃に見た際は、時代背景など理解に乏しかったが、改めて、様々な立場から事件を捉えると、気持ちが交錯して何とも耐えがたい気持ちに
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

音楽はもう間違いなく。ティーン特有の悪ぶりたさとか無理しちゃう感じの痛々しさとか。ね。

自分は同世代の皆が知らないクールでセンスのいい事物に触れてる自負とか、周りよりも先にちょっと大人っぽい経験をし
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

美しい映像と大音量で音楽に浸れる長編ミュージックビデオ。まさに映画館向き。

あらすじ読まずに観たので、こんなヘビーな内容とは予想しておらず、途中心拍数がだいぶあがった。

ルークとエミリーのターンで
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

心理学を通らずに生きてきた私には少し難解でした。でも、それすらを凌駕するアトラクションのような爽快感。

制御がきかない無意識な欲望と、それに戦う自我。悪の行動の根源も遡れば、正しいと思って進めた善の
>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

父のカミングアウトを聞いた後、幼少期のさびしそうな母のエピソードに悲しい意味で合点がいく。

彼の新しい門出を素直に応援したい一方で、母はそれを知らずにただただ愛されなかったんでは、と。

そして、物
>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.6

どんな状況でも昔のエレガントな生活から抜け切れない彼女がもはや愛らしくみえてくる。

すごくつらい話なはずなのに、回想シーンやシスコの明るいキャラクターたちとのギャップもたのしい。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

今年見たなかで一番の青春映画ってだれかが言ってたけど、本当だった。

道をとざしてるのは実は自分自身で、可能性を示してくれるのは他人だったりすることもある。

それから、ひかれたレールを進む人生なんて
>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.3

映画館で見てから、気づけば約6年ぶり二度目の鑑賞。

6年前にみたときに友人に「フランシスをみてるとあなたをみてるよう」と言われて、そのときは特に気にもとめてなかった。
そんなわたしもフランシスと同世
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.6

歳を重ね、環境が変わっても、呼び名が変わったって、自分は自分以外になれない。

一生付き合っていく、過去の自分とも未来の自分とも。Janelle Monáeみたいな、近所の姉さん私にもいてほしかった。

パターソン(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一日、一日、変わらない日々を大切に過ごす彼と、毎日あたらしいことに挑戦する彼女。

なにかと今の世の中って向上心とか、変化することばかりが称賛されたり、目があてられがちだけど、毎日、規則正しく、世の変
>>続きを読む

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

勝手な片思いはつらいかもしれないが、でも、友人として好きだったひとから、急な告白をされるのもつらいものがある。

自分は純粋な愛とか友情、ただただ楽しいから一緒にいたのに。向こうからは性的対象としてみ
>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

恋ってほんとは、惨めで汚くていいのかもしれない。

以前は(今もだろうか)、自分に持たない感覚や世界をもってるひとに圧倒的な憧れを持つことは多かったし、そんなひとに恋をしてきた。

でも、あまりに相手
>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

人は誰しも自分の人生という映画において、主人公でいたいのだ。きっと。

二人の人生が重なりひとつの映画になったとき、知らぬ間に自分が相手をひき立てるただの脇役になっていたら、それは受け入れ難いし、つら
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

ひとの幸せは本人にしかきっと分からない。

だから、愛するだれかを幸せにしようと行動することは素敵なことだけど、それが自分の幸せの定義を押し付けることになったら大体いい結果にはならないんだろうな。
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

Netflixでみつけたので、ふと思い出したように、見てみる。主人公や我らが「いつかのあの頃なら。」と思いを馳せるどの時代にも、その時代をいきる彼女彼等の苦悩は必ずあって。でも、今も昔も、それから未来>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.5

死とか愛とか青春とかをとにかくポップで爽快に。少年少女達の口にする言葉のワードセンスとか語呂とか、ストーリーのスピード感も絶妙。後味スッキリ。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

テロ未遂事件で、テロリストに対して、乗客を守るために行動を起こした3人にフォーカスした作品。本人を役者として起用し、再現というユニークな方法で、事件をリアルに感じました。まさに人生いつ何が起こるかとい>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

ふたりがそれぞれもつ夢を追っていくなかで、ぶつかる葛藤と、そのなかで選んでいく道がかろやか綴られた作品。自分はきっと、思った以上にひとりではなくて、自分勝手になれなくて。自分の夢を追いかけることと、大>>続きを読む