Yukoさんの映画レビュー・感想・評価

Yuko

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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.0

日本のアナーキズムが、「満洲国」建設の理想に通じていたらしいことを知った。

震災後の貧困と格差の深刻化、差別の横行、閉塞感の広がり。あらゆる左翼運動は、活動家自身の人間的弱さもあって、ことごとく潰さ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.0

東出昌大は優れた役者なので、スキャンダルで潰れないでほしい。

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

4.1

アメリカの核開発の裏でイギリスではこんなことが起きていたなんて。
広島の長崎の惨劇が、彼女の蛮勇を後押しした。人間の良心が、国家の利益を凌駕し得ることを、実在のモデルを通して教えてくれる佳作。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.5

アメリカは自由と民主主義の看板、さっさとおろすべき。中国に対する人権外交も、まずは己を顧みてからにしろと言いたい。
それでも、法の正義を重んじる弁護士やクリスチャンとしての良心を貫く軍人がいて、不当拘
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

平野啓一郎、内田樹、小熊英二の語りが、適切なガイド役を果たしている。東出昌大のナレーションもとてもいい。上滑りじゃなくて、ちゃんと映画のテーマを自分のものにしている。
両者の言葉と言葉のぶつかり合いが
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

中島京子さんの新刊小説『やさしい猫』でちらっと触れられていて、ネトフリにあったはずと思い出して鑑賞。あんまり深く考えずに楽しめる映画。「エリナーリグビー」の歌詞がなかなか思い出せなくて苦闘するとことか>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.8

菅のすぐそばの人たちへの取材は全部拒否され、「割と」近い人たちから共産党まで行ったインタビューを中心に構成。
批判を憎悪し権力の維持が自己目的化している姿を、アニメーションを交えながらあぶり出している
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

素晴らしかった。若い時の私だったらよく理解できなかっただろう。死を身近に感じ、別れや喪失が終わりではないことがおぼろげながらわかる年齢に達した今だから、ノマドの生き方に深く共感できるのかもしれない。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

役所広司は国宝級の役者である。
仲野大賀もちろん良かったが、脇を固める六角精児、北村有起哉が素晴らしい。
西川作品、全て観てるけど、ここまで泣かされたの初めて。

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.6

なんていうか、山田監督の映画って、台詞が不自然だなと思うことが多い。でも見ちゃう。
それなりでした。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.9

なんとも辛い。それでもお母さんが好きという彼…
長澤まさみは『海街ダイアリー』や『散歩する侵略者』を見ていい役者だなあと思うようになっていた。この作品の演技は出色。

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.2

私たちの生活へのSNSの急速な浸透は、世界の分断と両極化、民主主義と自由の後退に大きく関わっている。ぼんやり考えていたことが、明確な根拠と論理的説明によって明らかにされる。
Instagramとやらは
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アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.8

中国って一応社会主義国だよね?そうだよね?なんで組合潰すの?

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.7

実話に基づく成功物語。安心してみていられる。グレン・クローズ、エイミー・アダムスの役作りは大したもの。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.5

『シン・レッド・ライン』には感動したが、『ツリー・オブ・ライフ』には挫折。今回の作品はテーマに非常に関心があったので意気込んで鑑賞した。
セリフは最小限、オーストリアの見事な自然が何度もスクリーンいっ
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

浅田美代子は、同じ監督の『あん』でも存在感を見せていたが、この映画での役どころはもっと重要だ。貫禄を感じさせる素晴らしい演技。子どもの時に「寺内貫太郎一家」の大根ぶりを見ていた者としては、なんとも感慨>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

コロナ感染拡大後、初めて映画館で鑑賞。
生体実験が行われていたハルビン郊外の防疫給水部本部、通称731部隊の跡地には二度行ったことがある。ソ連の参戦を知った関東軍が証拠隠滅のために書類を焼却し施設を爆
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.9

田中裕子×白石和彌監督に惹かれて鑑賞。子どもを守る手立ては他になかったのか。あのまま暴力に晒されるのと犯罪者の子どもとして苦しむことと、どちらがよりマシかなんていう問いを立ててもほとんど無意味。DVが>>続きを読む

いつか読書する日(2004年製作の映画)

4.0

だいぶ前に鑑賞したが、ときどき思い出す印象深い作品。もう一度観たい。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

大昔、高校生の時に友だちと見た。確か田舎の映画館の3本立てのうちのひとつで、ほぼ1日映画館の中にいた記憶が。ロシアンルーレットのシーンはあまりに怖くて目を瞑ってた。ベトナム戦争の狂気を考えるきっかけに>>続きを読む

アルゲリッチ 私こそ、音楽!(2012年製作の映画)

3.8

Eテレの音楽館でクライバー指揮のブラームスを聴き終わったら、この映画を衛星でやると宣伝が出てきてそのままチャンネル切り替えて視聴。
アルゲリッチは一度だけ生でシューマンのピアノ協奏曲を聞いたことがある
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たちあがる女(2018年製作の映画)

4.3

映画の紹介には、アルミニウム工場に戦いを挑むとあるが、この工場が生み出す環境汚染については説明不足。中国利権と結びついているらしいことは分かったが。
それはともあれ初めて観賞したアイスランド映画。実力
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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.8

あり得ない設定で、かつストーリーの展開に意外性が全然ないのだけど、それなりに楽しめた。バッハの平均律に始まり、ショパン、リスト、ブラームス、そしてラフマニノフと、有名どころの曲も堪能できる。チェロは明>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

こんな杜撰な捜査で思い込みに基づき証拠もなしに爆弾犯の嫌疑をかけるとは。彼の権威依存的な志向を利用し嘘で嘘を固めたFBIのありようは、他人事ではない。
アトランタ・ジャーナルの記者は、彼の無実を確認し
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