ゆいさんの映画レビュー・感想・評価

ゆい

ゆい

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.0

帰れない二人、良すぎる… 😭
ちょっとミラクルを信じたくなるような、明日を前向きに生きていきたくなるような、優しくて明るくてほろっとする映画だった
今年見たものの中で1番しみじみ好きだったかも
牧瀬里
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麦秋(1951年製作の映画)

4.0

今までの小津家父長制物語の中で1番共感できた
嫁に行けないんじゃなくて行かないんですって会話や、既婚/未婚でだんだん友人と疎遠になる描写、1番安心できる人であることと好きであることは同じか違うかという
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.9

それぞれのアプローチでシュガーを(というかそれぞれの幸せを)ものにしようと画策する姿が想像以上に見応えあって面白かった マリリンモンローってなんて魅力的なんでしょうね

小原庄助さん(1949年製作の映画)

4.0

なんとも本質的
“終”の代わりに気が利いてるね
小さな村の名家であるというだけでこんなにいろんなことの融通が効くものなのかとずっと不思議だった 名家の生まれだからこそ主人公の人柄が形成されているよう
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

め〜〜〜っちゃ無で見れて楽しい んなわけあるかい!みたいなふざけたシーンが無造作に詰め込まれてて、唐突に驚かされたり笑わされたりする良い映画 有名な曲がたくさん出てきた中でも、アレサフランクリンのTh>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

-

やっと見られた!これもまた「捨てて進む」話だった 馴染みの場所や思い出の品々を手放すことは辛いけど、身軽になって初めて得られるものや見えるものがあるなと再認識
アホな子供像の解像度がめっちゃ高い 頼も
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ノマドランド(2020年製作の映画)

-

家を持たない暮らしはひたすら不自由で大変そうに感じたけれど、この生き方でしか得られない自由と幸せがあるというのもわかった
「元気を出して捨てるべきはすて進むところへ進め」というおみくじを最近(友達が)
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

すんごい映画を見た 2時間があっという間だった
何かに取り憑かれているとしか思えないような、戦時中の(特に日本兵の)狂気的な振る舞いの数々を目の当たりにして、ずっと肩に力が入っているような感じが続く中
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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

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青の上下にローラースケート履いて黄色いバラの花束届けに行くとこめっちゃ好きだった
ジャックリヴェットの遊び心が好き 画面作りも好き でもテンポがギリ足りない!後半からいい感じ
階段の韻踏みタイムも可愛
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

-

ほんのりパリテキサスの香り
回想が切なくて泣ける 永遠に覚えている一瞬
映画自体は全体的に既視感があって強く印象に残るものがなかった 流れていくような映画 でもそれが正解なのかも

拾った女(1953年製作の映画)

3.9

予想外の面白さ!立場と形勢がどんどん変わっていくから先が読めなくて楽しい 最初はスリのことボッコボコにしたろうかという気持ちでした
カバン開けたままにしがちなのでスリには気をつけようという自戒にもなり
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「幸福が楽しいとは限らない」ことが多面的に表現された映画だった。

胃に穴が開くほどのストレスを感じる暮らしであっても共に過ごしたいと願い、苦しみながら折り合いをつけていくことは、決して楽しそうには見
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

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物理的な障壁はないのになぜかその先へと進めず、閉鎖空間で荒んでいくブルジョワたちの間抜けな姿は、冷静に考えるとと滑稽。時間も富も何でも持ち合わせているのに「なんとなく」で自由を奪われているのがはたから>>続きを読む

金で買える夢(1947年製作の映画)

-

朝見るには眠すぎる エンドロールでようやくこの映画の作りがわかる 私が1番眠かったのはデュシャンの作品でした めちゃくちゃ起きてたのはマネキンの夫婦の話 美しくて好きだったのは1つ目の夢の赤いベッド

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

最近(?)のウェスアンダーソンの映画で1番面白くて夢中になれた 映画オタクが作ってる映画であることを端々に感じるのはいつも通りだけど、日本っぽい世界の話だと普段から目指している画面作りが比較的やりやす>>続きを読む

貝殻と僧侶(1927年製作の映画)

-

滅入る 無意識を意識することがシュルレアリスムならそれは自らを追い詰めていく行為な気がする
超現実とは反復と重複なのか?

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オチまでのまとめていき方がすごい
前半は綺麗な画面の中でたくさんの登場人物のそれぞれの物語(価値観が見えるような日常)が描かれて、こんがらがりそうだし何がしたいんだろうとモヤっとした気分で見ていた
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素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

-

良さ、あまりわからず… 放浪者はまた放浪に戻っていくのか… 嵐のように去っていったな…と
好き放題やって社会の隙間(?)で生きていくのが幸せなのか、良識をわきまえて社会から逸れずに生きていくのが幸せな
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アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.8

予想外ヒット みんなの身の上話も問答も聞いていて面白い 納得感があるとは限らないし、脈絡も曖昧で、それぞれ感じ主張することも違うけれど、ふんわりと似通った部分やつながりを感じる

レストランのやりとり
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サンライズ(1927年製作の映画)

3.8

ちょっとシリアスで微笑ましくてほろっと感動もできる シンプルな王道でとてもいい
田舎者(かつ浮かれた若いカップル)って街で目立つのかな あからさまにちょっとからかわれてるのが気になった
目覚めた時にそ
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

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ねーんむい、けどこれがアケルマン映画体験、て感じ
母の綴るよしなしごとが街の映像と一緒に右から左へと流れていくように感じることもあれば、「早く返事をください」「まめに手紙を書いてください」といった言葉
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

3.9

言い方アレだけど内容があんまりないアクション映画めっちゃ好き
アンディとマギーが室内で2人きりでいるシーンの撮り方が好き アンディの家のキッチンと、島のホテル
終始アンディ・ラウかっこいいな〜〜の気持
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ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版(1974年製作の映画)

3.9

すごく好きではないけどすごくいいと思える映画だった ママと娼婦より好みです
やっぱどうしても若さ故のあれこれをみているときにちょっとヒリっとした感覚になるのが苦手 昔ちびまる子のアニメが苦手だったのと
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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最初「(気づいたら)部屋がとっ散らかってる」の方がいいんじゃない?とか思ったのに「全部どうにでもなれ」になってほんとうにぶっ飛びました 淡々と不安定で暗い、アケルマンっぽい

ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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必ずふさわしい相手がいるということをブティックのオーナーが「みんな裸でいられちゃ商売上がったりだからね」とドレスを例えに話すのが好きだった
「人生はうまく行くようにできている」という言葉も、思うように
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サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

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ホリデーシーズンのヨーロッパ好きだな〜
ダニエルの人との距離感とかに滲み出る根源的な寂しさがちょっと切ない

わるい仲間 4Kデジタルリマスター版(1963年製作の映画)

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いい風景がたくさん詰まってて、一日街で遊んだ気分になれる モンマルトルの階段、降りてすぐのムーランルージュがみえるカフェ、死ぬほど加速度つきそうな大通りの坂道 めっちゃパリ満喫した
いつかSTUDIO
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カンフーマスター! デジタルレストア版(1988年製作の映画)

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アニエスヴァルダの美学が堪能できて目はずーっと幸せなんだけど、物語はずーっと不快 年増と若者の不均等な関係性はおっさんと少女がありがちだけど、おばさんと少年でもうげーって感じ
未成年の実の息子と知人を
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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ノーランってずっとこうなんだな
よくよく見ると主人公がイケメン

君も出世ができる(1964年製作の映画)

4.0

できーるできる君も出世ができる!
ミッドセンチュリーのインテリアが可愛い〜
箱根のホテルは組子の仕切りの存在感があって和テイストの入れ方が素敵 箱根で社長令嬢が着てたストライプのドレス可愛かったな〜
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リンダとイリナ(2023年製作の映画)

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友達、めっちゃ優しい
「誰かに情が湧くなんて嫌」と言いながら友達との時間をリンダなりに楽しみ、別れを惜しんでいるように見えて微笑ましかった
ギョームブラックはこじらせてる人大好きだな

自転車泥棒(1948年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

救いがあったけどなかった…
遺失物も盗品も滅多に出てこないよねましてや不況の世の中じゃ
息子がいなかったら彼の1日はどうなっていたんだろう

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.7

いまの時間って夢だった?て感覚 ほんとか幻かぼやぼやあいまいに過ぎていった
2000年代の上海の雰囲気いいな〜
主人公(?)の主観カットがおもしろい

タンジェリン(2015年製作の映画)

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ずーっと痴話喧嘩だけどなんか楽しく見れた 隠し事はあっても、良くも悪くも率直に付き合えてる友達って大事だな〜
ドブみたいな嘔吐シーンあってびっくりした

トッツィー(1982年製作の映画)

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ジュリーの母がメリーで笑っちゃった
女装して女性の仕事もらって好き勝手発言して人気を得るってなんかモヤるんだよな