度重なる延期。いつ公開されようと観ていたに違いないけれど、卒業の季節、震災から10年、コロナ禍、この3月に観たから感じたことがたくさんあった。
時間をかけて神格化されたにもかかわらずお高く止まっていな>>続きを読む
予想に反して好きな方のノーランだった。
何回も観なきゃわからないほどの作品だと聞いていたけれど、個人的には一回で割と納得いった。
重大な何かを見落としてるのかと思って一応2周目もしてみたけれど、特段>>続きを読む
黒い肌に照り返す青と、対比的に配置される暖色。
父親は透明で強い青、タイラーはメタリックな青、エミリーはクリーミーな青。
主人公のバトンタッチが綺麗に決まる。
Spotifyにプレイリストあるね。熱い>>続きを読む
画面の中は常にモネのポプラ並木のような清涼感であふれていて、赤黒いモチーフもすぐに塗りつぶされる。そういう強力な秩序が、巨大な文化があって、軽薄な好奇心や利己心で近づくには危険。
スターウォーズの世界観を覗き見ることができるという点のみ。
3部作を通して観ても、結局好きになれなかった。
この作品を観た日本人の感想のほとんどが的外れで、宗教に鈍感な日本人の中で生きていることを再認識した。
みんなが「洗脳は悪いこと」だって洗脳されたのはいつなの?
野心的で積極的でかつ外交的、若くて大胆で残忍。
人間のタガが外れているヒトを人間に直そうと試みても、それはそれでまた別の意味で人間ではなくなる。
選ぶことのできぬ者は人間とは言えない。
「すぐにわかることは、一度通り過ぎればそれでいい。すぐにわからないものは長い時間かけて少しずつわかっていく」
だとして、わからないものすべてに時間を使っていられるほど、ものが少ないわけでも時間が多い>>続きを読む
現代日本人のふわついた宗教観。
『沈黙-サイレンス-』とはまた違った方向から、神の存在の是非を問う作品だった。
サイコパス診断やろう。
チャップリンのように古典的な面白シーンがあったけれど、映画館で観たら笑い声が聞こえたのかすごく気になる。
自然に近づくと、強さの定義が変わる。
この辺りに運なんてない、都会とは違う。狼が狙うのは不運な鹿じゃない、弱い鹿だ。
参考になる恐怖の与え方ですね。
お前を殺してやる。だが今じゃない。
これから先もお前は生き続ける、俺を思いながら。
いつまでも俺のことを忘れさせたくない。想像するんだ、俺が再び目の前に現れる日のこと>>続きを読む
観るたびに好きなセリフとか好きなシーンが出来る。イメージが雑多に詰め込まれた辞典のような映画で、何年かに一度観直すと良いんだろうな。
外には出ない、会う人間は自分で選びたいからな。
元ネタによく使われる言わずと知れたホラー映画ですが、十数年ぶりに観たら覚えてたつもりだったストーリーと全然違くて困惑した。怖い。
4回泣くかと言われるとそうではなくて、むしろ最後まで好きになれない登場人物がいることが現実味のある感想だと思った。
松重豊と薬師丸ひろ子のパートだけで十分。
この映画を観ようと思う客層は容易に想定できるはずなのに、なぜかツボを押してくれない。
人に決められた未来をただ受け入れるほど、僕らは年老いていない。
さらなる高みを目指すためならば、僕らはどんなこと>>続きを読む
子供がのめり込むには難しい構成。
お前あんま自分に嘘つくなよ、癖になんぞ。
思い出のポケモン映画といえば、コレ。
ミューツーの逆襲も、ルギア爆誕も良いけど。
クリスマスの群像劇。心に残るシーンがたくさん詰まってた。クリスマスツリーのオーナメントみたいに。
いつハグしてくれる?
なりたい自分になるために一度自分を殺した人間が、昔の自分を抱き上げる話。
日本ならザ・サークルなんじゃないかな、相撲の土俵は丸いし。
マンホールみたいで象徴的なインスタレーションにはならないけど。
この手の創作物は、人智を超えたロボットが生みの親を殺す定石があるけど、そんなごく自然の流れなのか疑問だな。ただこの作品の該当シーンでは、ロボットが人間とは違った殺意の込め方をしているように見えて好き。>>続きを読む
せっかくの密室ミステリーなのに銃で簡単に人が死んでいくことに勿体無さを感じていたけど、そのおかげで最後の死に方が際立って良かった。
首吊り人の手首を吊ったまま首を吊られる。
一組の古い靴下みたい。
片方は伸びてヨレヨレで、もう片方は穴だらけ。
あなたは真っ白なコットンよ。
じゃお前はロイヤルブルーだ、それかカナリヤイエロー。
特別ってことが過大評価されてるんだ。人間でいるってことはとても難しい。日常の小さな行動がその人の人格を作る。つまり人は自分のすることで人格ができる。
ポケットピカチュウのネタが入ってたね。内緒で小学校に持って行ってたな。
想像していた毛並みと違うポケモンが何種類かいた。
ソール・ライターに切り取られた写真で見知っていた1950年代のニューヨークが、この作品の中にもあった。
今ほど目覚めたことはないの。
私たちは醜くないはずよ。
叩かれすぎだと思う。
脚本と曲は良いに決まってるんだから。気になるのは、不自然な色彩調整、無駄なCG、気持ち悪いカメラワークぐらい。
もちろん生のミュージカルの方が良いけど、比べるのは酷。