碧さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

碧

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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

劇場でジョン・ウィックを観たそのままのノリで選んだ作品。
新作のためでもあり。

『フィラデルフィア』辺りからデンゼル・ワシントンの作品ばかり観続けてた時期があった。
あの佇まいと静と動のギャップが何
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンコには満点スコア!

初めて劇場で観れて感無量。
オープニングのあの音の響きでIMAXで正解だったと感動、からのジョンとキングのあのやり取りに歓喜。

個人的に今回、盲目のケインを演じたドニー・イ
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

原作未読。

【残穢】
残りもの、けがれたもの、不浄。

フォロワーさんのレビューに興味をそそられ、私もクリップ解除。

…怖かった。

怖さには結構強いと思ってたし何ならホラー好きなのに、いきなりオ
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.5

まるで脳トレのよう。
ある意味ゲームかもしれない。

問題の種が今どこにあるか、あらゆる情報を瞬時に整理しながら観ないと、たぶん置いて行かれる。

それぞれキャラが立っているけど、冷静に考えたら全員ど
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僕の妻のすべて(2012年製作の映画)

3.5

リュ・スンリョン見たさで普段観ない恋愛モノにまで手を出してしまったけど、わりとコメディ色強め。

『最後まで行く』のイ・ソンギュン演じる夫。
大恋愛のすえ結婚した妻と次第に倦怠期を迎え、妻の悪態に呆れ
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

陽子、再生へのロードムービー。

正直、役者としては旦那様の方が断然好きで。
その染谷将太が「菊地凛子史上、最高傑作」と言っていて、それなら観てみたいと思った作品。

親と上手くいってなかったり、夢を
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
もっと早く観れば良かった。

リュ・スンリョン見たさだったのに完全にチン・ソンギュが全部持ってったし、観ながらチキン食べたすぎて夜中困った。

犯罪組織のボス役シン・ソギュン
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

撃たれるより斬られる痛さが「ヒッ」っと伝わった3作目。

ワンちゃんたちも大活躍。

スキンヘッド寿司屋ゼロとその手下とか、モロッコ以降もツッコミどころ多くて何回か吹いたけど、ここまで来てやっとジョン
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。

『blank13』も『ゾッキ』も斎藤工監督作品は個人的に好きだったので、何となく期待して劇場へ。

ホラーじゃないだろうとは思ってたけど、どう来るのかワクドキで構えてたら構えたまんま終わ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

なかなか引退出来ないジョン・ウィック。

前半とても静かなので少々退屈。

でも後半、ゾンビのように湧き出る殺し屋たちとの闘いは見もの。
あの「鉛筆3本」が伺えるシーンがあったり、血の使い方が1より痛
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レオとレミ。
透き通るような純粋さと美しさ溢れる少年たちが過ごした時間

始まってすぐ、レオ役の彼の目の表現に圧倒される。

間近で見ているような表情の繊細さや、ありのままの美しい自然をフラットに映す
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ポイントブランク 標的にされた男(2014年製作の映画)

4.0

本作、フレンチノワールのリメイクだそう。

『七番房の奇跡』で撃ち抜かれたリュ・スンリョン。
本作は真逆な役柄だけど、やはり終始大好きが止まらず。

元傭兵という役柄だけあって、獣のような眼と鍛え上げ
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死を告げる女(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

チョン・ウヒが凛として美しい。

『テロ、ライブ』っぽいのかなと思ったら全然違った。

若干ホラー寄りだけど、そこまで怖さは無く着地はイヤミスといった感じ。

母親、夫、医者、と観る側の興味の中心を操
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

絶対に劇場で観たかった作品。

少し前の朝ドラで大好きになった藤竜也さん。

で、これまた大好きで度々訪れている尾道のあの商店街の角を藤竜也が自転車で曲がり、あの海岸通りを走り、あのラーメン屋の前を歩
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

新作のために、遅ればせながらやっと。

まず映像が好みだった。
ビルを真上から映す感じとか、回想部分の見せ方とか字幕のフォントとか。

本編はシンプル、王道という感じ。
でもキアヌだから目が飽きない。
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いつか家族に(2014年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ見たさのハ・ジョンウ監督作品。

序盤は恋愛モノのドタバタって感じで、いつものしかめっ面の彼とギャップがありすぎ「かわい〜」と口から出てしまったほど。

でも中盤以降は、韓国独特のシビアな
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

劇場ではたぶん『呪怨』以来、久々すぎた清水崇ホラー。

いつもなら配信でいいかと思うけど、本作は前評判も良く演者がLDHなので芝居面についても安心して劇場に。

所々ファンムービーぽくはあったけど、ホ
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

満を持して。

強烈。
その一言に尽きた。

何を記録したらよいものか、しばらく呆然とした。
観ても感想が言えないと言われてた方の気持ちがわかり過ぎた。
あまりにも観たものが全てすぎて、余白など一切無
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

これまたやっと観れた作品。

あらすじを全く見ずに視聴。
心の底から大号泣。

杉咲花は『夜行観覧車』のあの年代での芝居が個人的に揺るぎなくダントツで。
本作は、その3年後の彼女なのだけど…優に超えて
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.0

このスコアの高さが何なのか知りたかった作品。

ほのぼのとした流れから、中盤で「!」とさせられる展開。
切なさのどんでん返し。
からの丁寧な伏線回収。

泣かせにきてるのはわかっても、あの世界に一緒に
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

やはり、ここまで観てしまった。
『羊たちの沈黙』の前日譚。

これまた初見から相当経っているので、見進めるごと大好きな怪優エドワード・ノートンとフィリップ・シーモア・ホフマンだけですっかり満足。
言わ
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

久々のパク・ソダム。

ドライビングテクニックを見せつつアクション寄りのちょいドタバタかと思いきや、観れば観るほど良い意味でどんどん裏切られていった。

相変わらず、韓国映画のそういうブレない信念がホ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

高所恐怖症なのに、とても観たかった作品。
地元にはこなかったのでやっと。

ワンシチュエーションと究極の状態。
そうなるわなっていう想定内のシーンがいくつかありつつも、映像の見応えはかなり。
顔を歪め
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.0

やはり観てしまった。

ジョディ・フォスターの降板について、忘れてたのか知らなかったのか経年すぎてどっちなのか思い出せないけど、私はどちらも好き。

ジョディ・フォスターのクラリスは垢抜けない感じと野
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

宿泊先でBS放送をつけたらいきなり始まったのでガン見。
(ノーカットではなかったけど)

もはや何年ぶりかもわからない再鑑賞。
言わずもがなサスペンス&クライムの金字塔。

観始めたら、あの劇伴とレク
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

【8/4(金) 2回目】

IMAXにて。

ホワイトウィドウ演じるバネッサ・カービーの演じ分けが素晴らしいことに改めて気付いた。
台詞を言ったあとの目の表情がなんともクセがあって好き。

やはりI
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警官の血(2022年製作の映画)

3.5

原作未読。

チェ・ウシク見たさ。

あんな可愛い顔の警察官いないわーやっぱ上手いわーと緩い目線で観はじめたのも束の間、案の定チョ・ジヌンの二重の奥にあるあの怪しさにグイグイ惹き付けられてしまった。
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.0

ずっと気になってたけど、こういう作品だったのか、という。

結果、縮図だったような。
社会人として、人として。

飲食業ではないけど自分が接客業なので響く面は多々あり。
7番のオヤジは絶対に許せない。
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

再鑑賞。

当時劇場で観たけれど、ここを始めてなかったので。

母が犯してしまった罪を背負って生きてきた三兄妹の15年間と、15年後。

数年前に観たある舞台で存在感に一目惚れした、女優で脚本家の桑原
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.0

とんだアドベンチャー映画。
期待通りめちゃくちゃ面白かった。
そして、凄く良く出来てるだけに撮影はかなり過酷だった事だろうと思わせる。

何せこのタイトルだし触れ込みもあったので、序盤のんびり進んでる
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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.5

壮大すぎた振り込め詐欺のお話。

そして初ピョン・ヨハン…と思ったけど、どうやら藤原竜也の映画に出ていたようで。
観てるけど当時は知る由もなく。

笑顔と素顔のギャップが大きいところは、ほんのちょっと
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.5

ファン・ジョンミンが大盛り!
つい『哭声』の祈祷師を思い出してしまう。

ジャケ写は何回も目にしてたのに、あれがファン・ジョンミンだということに今日まで気付いてなかった自分に逆にビックリ。

凄く観た
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

気になってた作品をやっと。

天使なアッパと娘の愛の物語。

いつもの私なら、このタイプの作品には元々緩すぎる涙腺を早々に刺激され、結果満点スコアにおさまる感じなのだけど。

なんだろう。
シリアスと
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.5

アクション&クライムというよりヒューマンかなり強めだった印象。

久々のジョン・トラボルタに惹かれ本作を選んでしまったけど、息子ウィル役のタイ・シェリダンの鋭い目つきがトラボルタそっくりで本当の親子に
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

遅ればせながら、やっと鑑賞。

いやー、さすが韓国のゾンビはキレが違う。
しかもゾンビ×密室とか、そんな発想が出来る韓国のエンタメをますます尊敬してしまう。

6年前でも20代なのに自然に高校生に見え
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

筒井真理子を堪能する2時間。

「こういう作品」と簡単に言えないけど、筒井真理子が好きなら楽しめる。

起こる出来事の表面がメインではなく、その裏で生まれる黒い感情のリアルさが重要。
共感出来るとこ多
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