udaさんの映画レビュー・感想・評価

uda

uda

映画(36)
ドラマ(0)
アニメ(0)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

冒頭の部屋のシーン、すばらしき世界の三上の部屋にそっくりで、
え!と声が出そうになった。

三上よりは、世間と自分とのちょうど良い距離感を身につけている少し知的な三上。笑

物語としては、特になにも起
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

楽しみ過ぎて、前日までにノーラン3部作を見直してからの鑑賞。

・期待以上のブルースの根暗さ、最高。

・パティンソンの横顔、良き。

・でもバットマンの敵役は、もっと狂気を希望。

・ペンギンが生魚
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

これは、ほぼ絶叫系アトラクションです。
苦手な人は地獄。好きな人はリピートもの。

前作もそうでしたが、
冒頭が一番エグいのを突きつけられ、
だんだん慣れてきて、むしろもっとやったらんかい!となる自分
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

むちゃくちゃ怖かった。
ある意味ホラー映画だった。

そう感じた人は、自分にテル子が重なる人じゃないかな。
私も、一歩間違えるとテル子になる可能性を感じて恐怖しかなかった。


好きすぎる気持ちが、い
>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.6

むちゃくちゃ期待せずに見たら、予想外の展開過ぎて、あっという間に見終わった。

びっくり展開で、最初吹き出しそうになったけど、意外とシリアスで、狂気的な佐藤健や、おじいちゃんな憲武を堪能。

原作漫画
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

役所さんの好きな表情が満載の作品。

狂気的な目、優しい目、耐える心、背中。

西川美和監督の美しい映像に、役所さんの表情が際立って見えました。


タイトルの意味を探しながら鑑賞していた。
監督の本
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

自分を1番分かってくれて、答えをくれるA。
私にもAが居たらなぁ。 

でも、主人公は、ずっとおひとり様で自分と向き合い続けていたから、Aが居たのだと思う。


多田くんを家に上げた時、ちゃんと応接室
>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.5

文字通りの裸一貫から始まる。笑
映画というより実験ドキュメンタリー。

ミニマムに生きる為に、必要のないものを
捨てていく、断捨離は浸透しているけど、
ゼロからひとつずつ、必要なものだけを厳選して
>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.9

観賞後数日経って、じわじわくる作品。

庭の木々や草花、虫、魚、
守一のように、自分も小さな頃は自然との距離が近くて、そこから宇宙と繋がっているような気がしてたし、蟻の行方もずっと見ていた。
その感覚
>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.9

西川美和監督。

本当にタイトルそのままの内容だった。
主人公の、長い永い言い訳。

不倫男の言い訳か…と観るのを躊躇していたけど、見てよかった。

亡くなった妻の心理描写は無く、
本当はどんな思いだ
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

金曜ロードショー。

ついつい期待しすぎてしまった。

でも、あっという間の2時間で、やはりいつの間にか引き込まれていた。

地下と階上、貧困と富裕層
階層構造の描写が良かった。

それぞれの役の感情
>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.2

福田監督で笑う期待満々で行ってしまったのが、、

ずっと面白いのに、抑揚がないからか、まさかの途中で寝てしまった。

三国志をざっくり楽しく知ることは出来たかな。笑

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

アニメ全話見てからの鑑賞。

漫画読まずにネタバレも奇跡的に受けずに観たため、最後の衝撃が大き過ぎて、
悲しすぎて、号泣。

みんな何回も観てるけど、
悲し過ぎて、しばらく観れない。

それくらい、ハ
>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

たぶん2度目の鑑賞。

え、この映画こんなに良かったっけ‼︎
と驚くくらい、良かった〜。

最初から最後まで、役所広司が愛くるしくてたまりません!

シュールで少しどんよりした展開の中にも、
徐々に、
>>続きを読む

おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.6

老後の寂しさをコミカルに、でも実はリアルに深く描かれた作品。

リアル過ぎて、何も事件が起こらないので、途中で睡魔に襲われますが、
そんな日々がリアルだと感じた。

まだまだ、この映画の本質を咀嚼でき
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

隙のない、名作。

「必死に生きるか、必死に死ぬか」

「人間の心は石じゃない。誰にも触れられない、奪えないものがある。」

屋上でのビールのシーンと、
フィガロの結婚を流すシーンが好き。

アンディ
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

す、凄かったーー!!

170分。長いけど、無駄なところは無く、すぐに引き込まれていく。
宇宙の魅惑的な未知なる部分への好奇心と、
常に死を覚悟する怖さに手に汗にぎり、
難解な部分もあるけれど、
テー
>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

4.0

元気が欲しくて観た。
何も考えずに観れて、笑えて、元気になれる
間違いない映画です。

「裏切ると書いて、人間と読む」

「人間は大きな幸せを前にすると、急に臆病になる。
幸せを勝ち取ることは、
不幸
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

おすすめされて観たヤクザ映画。

冒頭からグロとバイオレンスが止まらない。
なのに、最終的にはいつの間にか、涙していた。

刑事らしからぬギトギトな役所広司や
怒り狂った松坂桃李の目、
中村倫也の狂気
>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.9

映像も女優さんも美しいファンタジー。
ハンヒョジュが美しすぎて惚れ惚れ。

ありえない話だけれど、
話の核の部分は、現実に通ずるところ。

毎日、当たり前だと思っていることは、
本当は奇跡のような事で
>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.1

すごく爽やかな映画‼︎
アル中のオジサンがメインなのに。笑

このポスターの2人の恋愛がはじまる、
「はじまりのうた」というタイトルかと思いきや…

うまくいかない事、たくさんあるけど、
まぁ、頑張
>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.9

まさかこんな佐藤浩市を見れるとは…。

めっちゃ笑えて、
ムズムズして、
意外とグッときて、
カッコよく見えてきて、
やっぱり可笑しい

ナイフとトランポリンを見ると
しばらく思い出し笑いします。
>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

良かった!
じんわり温かくなる映画。

そしてなにより生田斗真の美しさよ。
そりゃ、一目惚れするわ。

LGBT差別がテーマではあるけど、
親子関係、
親と子である前に、人と人の関係を
描いていると思
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.1

最後まで見終わると、ノアが世界一カッコいい。

すごく平凡で、特になんの取り柄もない男が、
ひとりの女性を愛し続けた、
ただそれだけの物語。

すごくシンプルだけど、
重要な事を教えてくれる物語。
>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

2度目の視聴の記録。
大好きな作品。

ボサッとした猫背の松田龍平と猫と本の組み合わせだけでも、最高。

大家さんの言葉
「人の気持ちなんて分からなくて当たり前じゃないか。分からないから知りたい、知り
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

是枝監督作品。

どこにでもありそうな家族の一日。

外から見たら分からない、家族内のしがらみ、思惑、期待、悲しい歴史。どの家庭にも大なり小なりきっとある、そんな内側を覗き見たような映画。


「人間
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.9

河瀬直美監督作品

あんに引き続き、永瀬正敏の演技のさりげなさと、風景映像の美しさが感動的。
特に今回は光の描写が、映像としても、物語としても、素晴らしかった。

「目の前から消えてなくなるものほど、
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

-

宮沢りえの美しさと演技に見惚れて、そして泣ける映画です。

でも、愛情の表現は、本当に人それぞれだな、と思った。
愛の鞭の描写が、私には胸が締め付けられた。それが愛だとしても。

色んな人に感想を聞き
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

久しぶりに観た記録。

「All is well」きっとうまくいく。
見終わった後、どうしても言いたくなる。

学ぶ事の意味と、最高な友情が、人生に大きな宝物となる事を教えてくれる作品。

何かに行き
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

「あん」の次に観た「チョコレートドーナツ」お腹空いてるのかな。

ポップなタイトルから想像出来ない、やり切れない悲しさと愛が怒涛の様に押し寄せる濃い作品。

マルコが、きっと生まれて初めての嬉し泣きを
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.0

人は怖い。
だけど、それだけでもない。
それぞれの事情を抱えた人と人との交わりの映画。

美しい空や、木々の映像も印象的。
シーンとシーンの間を繋ぐように入るその空の色、木々の色や音で、季節や時の流れ
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

文学好き、美術好き、パリ好きなら、絶対楽しめる作品。
ストーリーも良いのだけれど、やっぱりパリの街並みはどこをとっても眼福だし、次々と出てくる過去の芸術家達にも胸躍る。

「真実の愛は一時 人を死から
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9

いつかの記録。

「正しい事は迷わずやれ」
デニーロの色気と紳士さにメロメロになります。
そして、馬車馬のように働いた経験をもった女性なら特に、刺さる部分があるはず。

イン・ザ・プール(2005年製作の映画)

3.0

空中ブランコからの原作にハマった記憶から鑑賞。
原作のイメージがあるからか、なんだか伊良部の狂気的な部分に物足りなさを感じた。
でも全体的にゆるくてシュールな笑いを誘われるし、俳優陣の演技も見ていて気
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

いつか観た記録。

軽い気持ちで観たら、痛い目にあう映画。
観る時の心の状態にもよるかもですが、涙が止まらなかった。
合う合わないがある作品だと思いますが、
自分にとっては特別な作品。

10年後くら
>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

橋口亮輔監督。2回目。

印象的な言葉の幾つか。
「大事にできるもんがあるうちは、大事にしとけよ」
「悲しいとか、嬉しいとか、そういう事ちゃんと言ってくれる?」
「生きることも技術だよ」
「いつも思い
>>続きを読む