当時としては流行だったのかもしれないサイケデリックな演出が、壊滅的にミスマッチだった。何一つ凝ったことはせずに、役者の演技力で原作を超えようというコンセプトでやっていれば、あるいは最高の映画になったか>>続きを読む
ラブストーリーを真摯に描いた結果、観た人をやけぱちでなく前向きにさせる力が宿った良質なエンタメ。あとズーイー・デシャネルさすがに可愛すぎ。
終盤、一人一人の死がどんどん軽くなっていくのは、物語の筋としてはしょうがないものの、エンタメ以上のエンタメになり得なかった決定的要因。
作品そのものはなにも語っていないのに、僕たちが勝手になにもかも語りたくなってしまう、そんな映画。
ノンフィクションな僕らの生の中で普段は覆い隠されている暴力的なフィクション性を、映画という虚構の中で逆>>続きを読む
“ぼく”をテーマにしているのに、死を過去ばかりに散りばめて未来からは払拭しようとしているように見えてなんだかなぁって感じでした