自分が45歳だったら、本当に素敵だと思えただろうなあってタイプの嘘臭さだった
俺の目は節穴だったみたいで、二回目のバードマンはとてもよかった。
消化不良だからもう一度観たい。
「フィクション」なるレッテルがどれだけ不確かなものか、僕らの生にとってどれだけ無意味なものかを思い>>続きを読む
これはすごい。
監督本人のことをめちゃくちゃ投影してるはずなのに、微塵もエゴを感じさせない。
『わたしはロランス』のときはそのエゴとあとは過度に抽象的な映像がウザくてあんまり評価できなかったけど、今>>続きを読む
主人公のルーカスが当たり前のように呟いた「誰にだって夢がある。だから努力するんだ」って台詞がえらく胸に突き刺さった。
努力をしている人にもしていない人にもおすすめできる素晴らしいドキュメンタリー映画>>続きを読む
アジア的雑踏と近未来SFを融合させた世界観を提示したのはすごい。
デッカードの扱いについては劇場公開版よりも最終版の方が好き。
ストーリーじゃなくて感情を描いたもの。
筋書きを廃してイメージの羅列でそれを表現する技術は確かにすごい。
ただまぁそんな好みではないかな。
十代の男の子だけが幻視できる、世界の果てでのラブストーリー。舞台は1980年代のイギリスだけど。
心象の表現に最も親和性の高い形態は映画だ、と心の底から思わせてくれた。
現実と心象表現の比率が一対一>>続きを読む
タイトルに騙されてほのぼの系センチメンタル映画かと思ってたけど、映画人の遺作にふさわしい、いかようにも語りうる深みのある傑作だった。
オールナイトのラスト一本で、三時間の長編で、特にエンタメなわけで>>続きを読む
同監督による『細い目』の続編。
前作がオーキッドとアーロンの二人の世界に焦点を当てていたのに対して、今作は前作の周辺人物に娼婦と聖職者たちを加えた群像劇である。
今作の一番の特徴は、『細い目』のア>>続きを読む
現代マレーシアでは若干のタブーらしい中国系とマレー系の恋愛を描いた映画。
主人公のアーロンの言語センスと、画面全体に褪せたグリーンを流し込んだような色使いが見所か。生活感まるだしのロケ地なんだけど、>>続きを読む
低彩度の画作り、禁欲的な音楽、暗示的なカットを要所要所で用いる手法が、ストーリーの救われなさと切なさに合っていた。
本来なら色鮮やかに、ポップに映るはずのものを、全編を通してまるで誰かの思い出みたい>>続きを読む
映画のマジックがあった。めちゃくちゃ好き。
狭い画角を多用していたり、説明的なカットやセリフがほとんどなくてそもそも台詞そのものが最小限だったりで、とにかく二人の世界を表現するのに余計なものを全部削ぎ>>続きを読む
全然だめ。結論のための筋書きって感じがめちゃくちゃ鼻につくし、「映画の内容が内容なのにマルーン5起用するのどうなの笑」感がひどいし、その筋書きにしてもあまりにご都合主義がすぎる。低予算でいい映画作って>>続きを読む