まごうことなき傑作。
近年の湯浅監督作品は、鑑賞者にチューニングしようという、ある種の真摯さに惹かれた一方、鑑賞者を置き去りにするあの牽引力が薄れだしていて、ほんの少し寂しさも感じていた。
「犬王>>続きを読む
恐ろしいほどの傑作。
美しく静謐な恐ろしさと、その下で、更に奥底で蠢く悍ましさが、撮影、演出、脚本において、シンプルかつ重層的に融合している。
遠く離れた現実の世界で感得されるであろう、人々の寂寞>>続きを読む
あたかも(性的)マイノリティや性暴力被害者に寄り添っていると言わんばかりの、作り手の傲慢が見え透いた、不勉強かつ稚拙な作品。
現代日本における倫理道徳、特に(広義の)ジェンダー論に対する無理解を差し>>続きを読む