イスケさんの映画レビュー・感想・評価

イスケ

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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

これ、意外と歳を重ねてから観た方が沁みるのかもしれないなと思った。

若さゆえの切実さや失われていく純粋さは、頭の中では思い出せても、実際には心の奥の奥のもう手の届かないところに存在してる。

でもあ
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どことなく「嫌な奴」として描かれている若かりし頃のボブ・ディラン。
それは吟醸であって、創造性を死守する防衛策だったのだろうということが伝わってきた。

彼はニューヨークに来た早々からサーカス団の話を
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンを見てからオープニングを思い返してみると、アノーラが得た大切なものが分かる。

心の中に咲かせた小さな花は、4カラットの宝石なんかの価値を遥かに超えるものだよね。

イヴァンはこれまでのア
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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

4.4

もう最高すぎるー!
人生を彩るのは恋なんだよなぁ。
うまくいっても、うまくいかなくとも。

アントワーヌの過去は明るいものではないし、それゆえの人格形成によって、いい年したオッサンになってもチグハグな
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家庭(1970年製作の映画)

4.5

嘘みたいな奴がいっぱい出てくるのに、登場人物全員が「物語の中の人」じゃなくて本当にそこに生きてる。やさしい。

アントワーヌの奇行風情が相変わらずおかしい。

ベスト・オブ・トリュフォー。

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.1

あー!もう良すぎた!!

正直、軽口トークだけでもずっと見ていられるほどだったけど、今この時を生きるために敢えて見えないフリ・聞こえないフリをすることと、他人や死者の痛みにどれだけ寄り添い同化していく
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トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963年製作の映画)

3.3

今となっては酷評が多い作品であると知っているにも関わらず、万単位のお金を払ってでも手に入れて見たくなってしまうのは、映画好きのサガです。

古臭さと謎の斬新さが共存していて、ほどほどの魅力は感じるので
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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.2

キャメロン・ディアスの復帰が嬉しいー!
ポップコーン映画としては十分に面白かった!