zkty1006さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

チェルノブイリハート(2003年製作の映画)

3.3

こどもたちが切なかった。
ドキュメンタリーとしては、
あまりにも記者の印象が強くてやや戸惑う。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.4

第一次世界大戦の戦い方

長い長い塹壕
伝令に走る
ライフル
有刺鉄線

初めての世界大戦
100年ちょっと前
壮大なワンカット風

この戦争から殺傷能力があがった。
今ではこの戦い方も古く感じるほど
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.5

弱者になってしまう恐怖。
それに抗っても抗っても親身にされず簡単に拒絶されていく。
合理的に処理、される対象。

まだ若い40代の監督がこの恐怖を想像し、この孤独を、
具現化映像化したと考えると相当な
>>続きを読む

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.1

日本と韓国と北朝鮮、3つの国の間で生きる家族のドキュメンタリー。
監督の家族の話。

以前、「ディアピョンヤン」で在日コリアンで朝鮮総連大阪本部の元幹部だった監督の父のキュートで愛おしい日々を描いた映
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.9

とても評価が高い作品だったんですけど
個人的には飲み込むのが難しい印象でした。。。
復讐劇はどちらかといえば好きな方だし
韓国映画の「悪魔を見た」などのエグイバイオレンスも
全然スカッとしたのになんで
>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

2.9

ドラマがとても面白かったのでその分
期待が過剰だったのかもしれません、、
けれどこういう気づきを与える物語は
大切だし必要だと思います。

少年の君(2019年製作の映画)

5.0

あっという間の135分。

とにかくぽろぽろきれいに涙がこぼれるチャンニェン。
その透明感あふれる顔を見てるだけで浄化される。
受験やいじめ、親ガチャ、貧困など救いのない世界の中で
信じられるもの、守
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.2

迷宮に誘われていくような感覚したな〜
で、気がついたらピンポンの音が聞こえてきた感じ。
なんというか、あまり感じたことのない読後感。
個人的にはちょっと苦手な味わいやったけど
話にぐいぐい引き込まれて
>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

パトリツィア恐し!いちばん怖いタイプ。
もしやと思ったけどパオロ役、ジャレッド・レトだったんだ。
途中までわからなかった。脚色はあるだろうけどパオロとアルトはチャーミングだったな。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

5.0

グアンタナモに14年2ヶ月収監された実話。
容疑者、人権弁護士、海軍弁護士を中心に真実に迫っていく。
すべてが実在した人々。

未だかつてないほど戦争というものを身近に感じる今、
恐怖が人を支配するこ
>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

17歳。不安と意地と孤独と友情と。
妊娠の相手が誰だかは描かれていない。
けれど問診で言葉に詰まったあの時間に孤独と不安がどれほどのものだったかを知る。「一度もない、滅多にない、ときどき、いつも」4択
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

親ガチャ、貧困層に生まれた若者たちの12年間のドキュメンタリー。
カメラをむけている監督もこの仲間の一人、継父に暴力を受けて育ったビン。スケボーを通して仲間になった主要登場人物、ザック、キーア、ビン。
>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.5

あまり情報を入れずにパッケージのイスラム圏女子の青春映画と
鑑賞したら、思っている以上にハードな内容でびっくり。
当時の監督の体験をもとにフィクションノンフィクション織り混ぜながら
あの国のあの時代の
>>続きを読む

劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.5

圧倒的に美しかった。
そして素晴らしいカメラワーク。
まさに匂い立つような映像でした。

不条理。
やさしく、かなしく、いとおしい。
生きるということは
残酷だとあらためて思う。
誰も傷つけずに生きる
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

なんなんだ、好きなものてんこ盛りじゃないか。
リンダリンダリンダも好きだったけど
また素晴らしい青春映画に出会えて満足です。

ビート板、ブルーハワイ、ハダシ、女子3人組はもちろんのこと
ダディボーイ
>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

5.0

こちらも何度も何度も見てる作品。
ものづくりの情熱みたいなものが
ぎゅっと凝縮されている。
そうだ、そうだよな。
大変だけど、楽しいよな。
悔しいけど、憧れちゃうよな。
何が起こるかわからない現場で
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

気楽に楽しめましたー無勢が強いとほんとに爽快!
個人的に音楽と編集が好きでした
あの時代の曲ってカッコいいんだよな〜〜
妻に思いの丈をぶつけるとこも何気に好き
大人だってカッコよくて愛しいんだぜって。
>>続きを読む

EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.7

再び鑑賞
美しい映像、人間とAI、心とは何か。
人造猫が可愛すぎる。

人間は神になろうとしてるのか。

エヴァがまた可愛すぎて。
ずっと子供ケイトベッキンセールかと思ってたら違いました笑

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.5

ボスニアのスレブレニツァの虐殺をテーマにした作品。
みなさん書かれてるように、今のウクライナを想起させる。
結局、国際社会は当てにならない。

それにしても戦争の一番恐ろしい部分が描かれていたように思
>>続きを読む

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.5

パントマイムのマルセルマルソー。
ナチスドイツに両親を奪われた子供たちを
国外に逃す救うレジスタンスとしてのマルセルを描く。

パントマイムの表現の奥行き深みに最近感動することがあって
興味を持ってい
>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.9

2014年ウクライナ騒乱のドキュメンタリー。
初めはささやかな民意の表明だったデモが
思いがけない国家権力の暴力により、
国家権力の濫用から自由と人権を守るデモへと変貌。

歴史的にウクライナは困難を
>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.3

ようやく鑑賞。
けどカジノロワイヤルが結局一番好きだった。

この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.4

ホロコースト後、ハンガリー。
歴史背景の緊張感がアルドとクララの
孤独に絡みあって二人の結びつきを強固にしていく。孤独を埋めたいためだけではなくなりつつある互いの危うい絆。けれど恋というものの本質が危
>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.7

まずはこの実話が映画化されたことに感謝。今、国内外ともに世界的に変化の大潮流の中にあってさまざまな問題課題が右往左往している中だからこそ、たった1人の勇気、そしてその周りの人との絆が変えたものに大いに>>続きを読む

夜明け(2019年製作の映画)

3.0

柳楽優弥、すごい俳優。YOUNG DAISめちゃくちゃよかった。鈴木常吉さん出演していたとは。安心安定の小林薫。キャストの温度感キワキワのリアル。

色んな意味でちょっと辛く、誰にも感情移入できず溜め
>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

前半はややニキータの焼き直し?かと思ってしまったが、後半ぐいぐい展開していく。とにかく絵になる女性。ファッションもアクションもかっこいい。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

さすがのリドリースコット。共同脚本にベン・アフレックとマット・デイモン。実際に起こったパリの最後の決闘裁判の顛末を加害者、被害者、被害者の伴侶の3者の視点から描く構成。いや〜見せます魅せます。決闘のシ>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

いやー瑞々しくて繊細で美しくて、、掴まれました。主人公の女の子が透明感あふれて自然でリアルで可愛くて、いやーほんとに素敵だった。

映像全体を通して、光と、撮影がまじ秀逸で、何気ない日常の残酷さと美し
>>続きを読む

罪の余白(2015年製作の映画)

-

ついつい最後まで見てしまったけど、
まあ見なくてもいいかなって。

その割にキャストそれなりに豪華。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

これ観るタイミングによって大きく杭の深さが変わる気がするなあ。

今、ようやく観たのだけれど熱量的に、
私にとっては今がベストじゃなかったかも。
けれど終始、胸の中身を素手で撫でられているような感覚は
>>続きを読む

青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.8

浅草キッド観賞後にみた。
劇団ひとり、いい監督なんだな。

売れないマジシャンの卑屈な感じとか、
何やっても報われない感じとか、
クソ生意気な売れた後輩とか、
あるあるでリアリティあったな。
何より大
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

脚本演出、劇団ひとりなんですね。
素晴らしかった。

昭和のカッコよさ、やせ我慢のカッコよさ、つまり美学とはいかにカッコ良くあるかの決意表明みたいなものか。

笑われるな、笑わせろ。
何者なんじゃい!
>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.9

勝てないボクサー。
強いけど爆弾を抱えてるボクサー。
目覚め始めたボクサー。
それぞれの登場人物の、
手にあるものと欠けたものがあって
それぞれの絶望的な苦悩がある。

けど、何か清々しさを感じるのは
>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.3

以前、途中まで見て怖くなって中断してた映画。あのトリック、恥ずかしながら全然気づかなかった〜〜〜。おじさん。

驚きの展開が次々と続きます。
ようそんな話思いついたな、
感心しながら鑑賞しました。
>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.7

快楽殺人のグロさは本当に胸焼けするんだけど、大義があってのグロさに自分はかなり寛容だって気づいてしまったっダメなんですけど、絶対ダメなんですけど、、、、大切な人が苦しんだ以上に相手を苦しめたいと思って>>続きを読む