生きものの記録に投稿された感想・評価 - 8ページ目

『生きものの記録』に投稿された感想・評価

すし

すしの感想・評価

3.5

言葉じゃ言い表せない凄みのある映画だった。
当時35歳で70歳の老人を演じた三船敏郎、物語が進んでいくにつれて変貌していく様がリアル過ぎて、本当に痛々しい。

原水爆の恐怖に取り憑かれ、家族の身の安…

>>続きを読む
K

Kの感想・評価

1.2

撮り方は上手いし、哲学的前提も悪くない。それなのに何故だか面白くない。

理由は、原水爆を議題にしてるからだと思う。その議題だと何も言えなくなって、プロパガンダのようになってしまう。余白がないから退…

>>続きを読む
MINAMI

MINAMIの感想・評価

4.1

「死ぬのはやむを得ん。だが殺されるのは嫌だ。」

一つの理念に脅かされ狂うもの
自分本位と相手のことの間にある利害
僕の正しさと君の正しさは違うこと

三船敏郎の老人役ハンパない。
地球は燃えてしま…

>>続きを読む

核軍備の恐怖、民衆の愚、狂気の淵、何れも印象が半端なのは、
この結末の原因は三船老人の怒鳴り一択のプレゼン下手ゆえじゃね?と見えるから。
核廃絶、でなく「年寄りも説明は上手く冷静に」映画。
黒澤がカ…

>>続きを読む
Q太郎

Q太郎の感想・評価

3.5

当時35歳の三船敏郎が老人役。モノクロということもあり違和感なく素晴らしい演技であった。これが七人の侍の次の作品とは思えない変わり様。作品も前作とは打って変わって社会派作品となっており、残念ながらヒ…

>>続きを読む

黒澤明は反核の立場の映画作家で本作以外にも『夢』(1990)『八月の狂詩曲』(1991)と三本の作品を撮っています。
三作品のなかでも本作は特に核を人類にとって息苦しいものとして描いている。

町…

>>続きを読む
kojikoji

kojikojiの感想・評価

3.5

1955年 監督・脚本:黒澤明 脚本:橋本忍、小国英雄 2022.09.28視聴-439 評価3.5
● 三船敏郎(中島喜一)
●志村喬(原田)
●千秋実(中島二郎)

 第15作 原水爆反対の社会…

>>続きを読む
eiga

eigaの感想・評価

4.0

「死ぬのはやむを得ん。
だが、殺されるのは嫌だ。」

全てを築いた家父長が、最後に守りたいもの。家族や子ども。
(従業員は含まれていない)
圧倒的な恐怖を前にした、人の弱さ。醜さ。

背中を映すカッ…

>>続きを読む
molysics

molysicsの感想・評価

3.7

メモ

題名についてクレジットには「丸岡明氏の好意による」とあるが、これは先に丸岡の同題の小説があり、丸岡がクレームを付けたためである。なお、丸岡の小説と本作とは内容的には何の関連性もなく、タイトル…

>>続きを読む
牧史郎

牧史郎の感想・評価

3.5

描写に力があるから物語が「面白い!」というわけではなくても、グイグイと見れてしまう。三船敏郎のパワーも凄い。弱っていく様も含めて濃密。

この後、黒澤作品に出てくる『蜘蛛巣城』や『影武者』、『乱』の…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事