ここ数年のファンに媚びまくる路線は嫌いじゃなかったんだけど、さすがにこの作品はやり過ぎという気がする。
満を持しての灰原メインで気合が入っているのは分かるが、作品の全ての要素が灰原を立てるための舞台装>>続きを読む
マーク忘れ。
原作の実写再現としてはこれ以上ないクオリティで楽しいけど、映画としては手放しには絶賛できない。
そもそも原作自体、この映画にあたる3巻ぐらいまではそこまで面白くない。発想やアイヌ文化解>>続きを読む
マーク・ラファロ、楽しそうだなあ……(笑)
映像の美しさといいテンポといい、映像センスは抜群なので退屈はしなかったが、後半はあまりにも凡庸。
確かに前半は怪奇ムードたっぷりな大人の寓話で、先の展開が>>続きを読む
2度目を観ようと思っていたらいつの間にか観られる回がない……
まあきっとこの出来ならVFX賞は獲るだろうし、再上映もされるだろう。
それぐらい映像の出来栄えが素晴らしい。
そしてそれは、エンタメの脚>>続きを読む
投稿忘れ。予想通り変な映画。
オープニングこそ北野映画らしからぬガッツリした合戦シーンに驚くが、その後は戦国版『アウトレイジ ビヨンド』。考えてみればヤクザ社会は侍社会の劣化コピーだから似たような雰囲>>続きを読む
内容どうこう以前に、とにかく映像の快感が凄まじかった。歴史劇に求める「行列! 馬! 爆発! 突撃!」な欲求が全て満たされるだけでなく、絵と音と時間のコントロールが抜群で、観ているだけで気持ち良い。
た>>続きを読む
子供を子供扱いし過ぎてナメると、こういう映画が出来上がる。
冒頭のずっこけそうな怪獣マーチから、もう駄作以外の何にもなれない臭い。
一から十まで、大人が思う子供像の押し付けでしかない。
主人公の少年>>続きを読む
ゴジラ映画が迷走を始めるターニングポイントはここだったのかもしれない。
人間パートは悪くない。怪獣がウジャウジャいる無人島でのサバイバルが福田純らしい軽いテンポで描かれていて、前半は楽しめた。
問>>続きを読む
子供の頃観ていなかったゴジラおさらい。
福田純のゴジラ初登板。前半はほぼ人間パートだが、持ち味の軽快なテンポを発揮して飽きさせず、後半の円谷特撮までしっかり引っ張り切る。
ゴジラが良くも悪くも人間っぽ>>続きを読む
黒澤しかりスピルバーグしかり、大体の巨匠は80になると自叙伝みたいな穏やかな映画を作るもんだが、マーティン・スコセッシとリドリー・スコットの2人に限っては、全くその気配がない。むしろ若い頃よりテンショ>>続きを読む
何とも表現できない、この映画でしか得られない感覚があった。
AIとの戦争。AIに「愛」はあるか。主人公が少女型アンドロイドと旅をする。アジア的な近未来の風景。
文字にしてしまうとどっかで観た感じしか>>続きを読む
リンダ・ハミルトンとマッケンジー・デイヴィスが最高にカッコいい。特にリンダ・ハミルトンが激渋。
『ターミネーター』シリーズは最初に自分を映画に引き込んだ作品で思い入れが強い。『2』で終わっててほしか>>続きを読む
物理的にシワを伸ばすとか、絶対に番号でないと注文を受けない官僚的なウェイターとか、近未来SFなのに妙に中世っぽい発想の小ネタは流石モンティ・パイソン出身のギリアム節。だが、コントが多すぎて前半で世界観>>続きを読む
随分前から観よう観ようと思って期待していたが、あまりにもテンポの悪いダサい演出で、せっかく緻密にできたストーリーまで台無しになってる。
序盤の意味なく長い野球シーンから、特に使う意味のないCGショット>>続きを読む
大体予想通りの出来栄え。惜しいけど満足。
何を置いても、大沢たかお演じる海江田四郎が完璧だ。彼が画面に映るたびに、「こいつは何を考えてるんだろう」と期待が走る。海江田という人物の思惑に興味が集まるよ>>続きを読む
前半はメガヌロンの話だったのに後半で唐突にラドンの脅威に話が移る変な脚本だが、ドラマはそこそこにして初代ゴジラと同じく現実の脅威にどう対処するかを徹底して描いたおかげで、特撮部分の出来の良さが際立つ。>>続きを読む
何となくモスラ好きじゃないから敬遠してたけど、面白いなあ。
初代ゴジラより明るくコミカルで、後の対決ものよりは怪奇ファンタジー寄りという、ちょうど良い塩梅。フランキー堺や香川京子のキャラクターも最後ま>>続きを読む
子供騙しにも程がある。
ラストは寄ってたかってキングギドラをいじめているようにしか見えない。
東宝怪獣ユニバース的には総決算だったのかもしれないが、ゴジラどころかラドンもモスラもキングギドラも誰も主軸>>続きを読む
イ・ジョンジェの監督デビュー作は、実に韓国映画らしい、力技のエンタメ映画。
実話ベースのシリアスなスパイ映画なのかと思ってたら、隠密作戦中に東京のド真ん中で『ヒート』みたいな銃撃戦を始めるわ、上司ぶん>>続きを読む
巨匠が辿り着いた先は、こんな寂しい原風景だったのか。
自分はこれを、宮崎吾朗へのメッセージと取った。
是枝演出は今までにないぐらい完璧じゃないか。
顔を見せない演出をいつもより多用している。
普段の是枝脚本だったら、セリフなしで状況とアップの表情を見せて心情を表現する。でも坂元裕二の脚本はセリフが強い>>続きを読む
オリジナル未見だが、期待を裏切らない面白さ。
法廷ものかと思いきやほとんど密室劇に近い。回想に敢えて大きな穴を作って、その穴を後からどんどん埋めていくパズルのような構成。これは好みど真ん中だった。
一>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
157分もある大長編だったとは知らずに鑑賞。
ものすごい情報量が詰め込まれた絵解きのよう。
中盤までは混乱しつつも、色々なものの繋がりが薄っすらと見え隠れして引き込まれ、長さはほとんど気にならない。>>続きを読む
何の話なのかは序盤から明確なのに、中盤1時間は飽きながら観てしまった。最初の30分と最後の30分は良かったのだが、じっくりとエピソードを積み重ねていく中盤は正直好みに合わない。話がというより、テリング>>続きを読む
そういや怖いもの見たさで観てたのに、観たことすら忘れてた。
とにかく恐ろしくアホな脚本で頭を抱えたことだけは憶えている。ハリウッドのプロが雁首揃えて一体どうやったらあの原作をこうまで支離滅裂な話にでき>>続きを読む
分かっちゃいたが、まるで数億円かけた高校生の自主制作映画だった。庵野が気持ち良い、カッコいいと思うシーンだけを繋いでる。アクションのきっかけ作りはかなり強引だし、直前のカットでいなかったショッカーがい>>続きを読む
メンヘラ中年女と黒人ヤリチン男が人生に蘇る物語。だが、舞台が映画館である必要はあまり感じない。「映画を観る時、我々は光とともに闇も観ている」というセリフがあったけど、この物語で映画と人生をダブらせるの>>続きを読む
二人の男がいがみ合ってる(人種によってはイチャイチャと呼ぶだろう)だけでこんなに面白いなんて。
風光明媚な離島の美しい風景と、徹底して通俗的な争いの対比が実に巧み。パードリックの「何かズレてる」感じを>>続きを読む