ロロノアゾロ

中間管理録トネガワのロロノアゾロのレビュー・感想・評価

中間管理録トネガワ(2018年製作のアニメ)
2.0
★★【凡作】

「中間管理録トネガワ」は、萩原天晴原作、福本伸行協力による作品「賭博黙示録カイジ」の登場人物の1人・利根川幸雄を主人公としたスピンオフ作品を原作としたアニメ作品。2018年7月〜12月に全24話で放送されました。

大勢の黒服を束ねる帝愛グループ幹部でありながら、会長である兵藤和孝の間で苦悩するいわば中間管理職という役割の利根川をコミカルに描いています。福本作品で見られるようなギャンブルやスリリングな描写はほぼなく、あくまでもスピンオフとしてコミカルな作りとなっています。内容は、名前が覚えられないだの、カツ丼大盛りを全部食べるだの、どうでもいいようなことばかりで、カイジを読んだことのある方ならある程度は楽しめますが、逆に読んだことでカイジのような展開がなく退屈に感じる人もいるでしょう。本編では見られない利根川と大槻の人間味を見られることが出来る点はいいですね。川平慈英のナレーションは好き嫌いが分かれるところ。自分は拒絶してしまう。オープニング(ゲスの極み乙女)とエンディング(竹原ピストル)が作品に合わず無駄に名曲なのが面白いですね。