dendoh

プリパラ 1stシーズンのdendohのレビュー・感想・評価

プリパラ 1stシーズン(2014年製作のアニメ)
5.0
四年近く続いたプリパラシリーズだが、個人的にはやはり一期が一番うまく纏まっている。一クール毎に話が一段落する構成なので、中だるみなく見続けられる。
ラストの『カムバックライブ』は、何だかんだシリーズで一番好きなライブだったりする。


一期に限らないが、私が思うプリパラの魅力は下記の通り。
 
①本邦最高水準の3Dライブ
プリリズから数段レベルアップ。ラブライブなんかも最近はレベル高いが、それらとは異なり通年作品でこのクオリティは相当に凄いと思う。タツノコという老舗制作会社がこれを作っていると思うと、本当に感慨深い。

②多様な楽曲
時にストーリーやキャラクターのパーソナリティに絡め、楽曲が制作されている。美麗なライブシーンの効果もあり、何度も聞きたくなる。

③ダイバーシティ=多様性
メインキャラクターの一人であるレオナ(一人だけ男性)が象徴的だが、それ以外にも人種(ペッパー等)/体型(ちゃん子)/年齢(校長等)は全く関係なし、果ては電子生命体(ボーカルドール全般)や動物(ヤギ等)や無生物(リナちゃん)含め、何でもかんでも『みんなトモダチ、みんなアイドル』で片付ける凄まじい世界観。保守的な日本において、こんなに多様なアイドル像を描けるアニメは他にない。

④奇天烈な脚本と強烈なキャラクター
シリーズを観続けると麻痺してくるが、そもそも『語尾がぷり』の時点で相当にヤバいが、それ以外にもやばいキャラの見本市で全く飽きが来ない。

⑤i☆RISの存在
メインキャラクター6人の声優を務めるのは、各人2023年現在程には売れていなかったi☆RISの6名。i☆RISは演技力だけでなく、歌もダンスもレベルが高く、前作迄のPrizmmy以上にアニメ本編とのシンクロが高かった。リアルライブイベントも好評で、彼女らがプリパラシリーズの人気を牽引していた事は間違いない。

というわけで、プリパラ一期はシリーズ初心者にもうってつけ。3クールしかないので、他を見るよりも時短です。是非に観てください(その後はプリリズやプリチャン等も!)
dendoh

dendoh