ゆゆ

プリパラ 1stシーズンのゆゆのレビュー・感想・評価

プリパラ 1stシーズン(2014年製作のアニメ)
4.5
女児向けコンテンツの覇権プリパラでいいだろって思うぐらい何もかもが良かった……

誰もがなりたい自分になれる、アイドルになれるって理想郷すぎる。
現実だと芸能界を目指したい、アイドルになりたいって思った時に「ビジュアル」による格差が当たり前のようにあってスタートラインが違ってて。生まれ持ったものだけでなりたいものになれるかなれないかが概ね決まってしまう。誰もが生まれる前になりたい顔を選べるのであればきっと美形にするわけじゃん。
でもプリパラの世界じゃ誰もが同じスタートラインに立って努力次第でどんな自分にもなれるって最高すぎる。まあそこでもダンスとか歌とかの才能による差はできてしまうんだろうけどそこって「成長」できる部分でもあって努力で変えられない部分ではないからこのプリパラの世界観が本当に素敵だなって思う。


主人公がちゃんと可愛くて女児のロールモデルになりそう、なってほしいなと思うような女の子なのもすごく良いなって思ったポイント。
どんな作品でもそうなんだけど主人公って物語を進める役割を担ってるからどうしても自分勝手だったりわがままだったりに見えてしまう部分があってそこにウザさを感じてしまう瞬間がある。
でもらぁらにはそれを感じなくて前向きで友達想いで優しくて素直で真っ直ぐな等身大の女の子として描かれていてこれらぁら嫌いになる人いないだろうなって思った。
他に出てくるキャラもちゃんと個性があって可愛くてそれぞれに魅力がある。

それはそれとしてドレッシングパフェ、いごって鳴き声のおもしれー女、僕っ子、男の娘ってあまりにもキャラが濃いというか性癖詰め合わせセットみたいな盛り具合で一生面白かった。

でも本当にキャラクター達は魅力的で、ソフィとレオナの回とか、みれぃと風紀委員の男の子の回とか良かったな。あとらぁらの妹のビジュが本当に良い。可愛い。

プリパラにきて一番最初に歌った曲が最後のライブで来るのもめちゃくちゃ良かったしユニコが言ってた「誰でも強く願えば人の心の奥まで届く声になる」っていうのも素敵だなあと思った。


世界観が素敵だし「努力すればなりたい自分に、どんな自分にでもなれる」「友達の大切さ」とか女児の時に見てたらこういう風になりたいとか憧れや学ぶのもがありそうな作品でめちゃくちゃ良かった!
ゆゆ

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