ファンタジー世界の住民が現代日本の御飯を美味しく食べるだけのアニメ。なのだが、なかなか高レベル。
オムニバスでどんどんストーリーが進んでいき、明確なストーリー等無いように見えるのだが、各キャラクターの関係性を匂わせるだけで、大きなパズルのような壮大なストーリーが見え隠れするという仕掛け。
『異世界食堂』というタイトルも曲者で、我々目線ではない。
ファンタジー世界の住民にとっての『異世界』＝我々の世界という、設定から捻りがあるわけだ。
単純と見せかけて、味わい深い面白さのあるアニメだった。
美味い食事の前には差別も対立も無い。
ファンタジー世界における理想郷を武力を一切用いず作り出した異端であり、至高のアニメ。
