私の中では「となりの吸血鬼さん」でお馴染みのコミックキューン作品。アニメにハマる初期、このタイトルを知った時に勝手に、きらら作品だと勘違いしていたのが懐かしいです。
まず、OPの「あ・え・い・う・え・お・あお!!」が癖になる。ここ1週間、気付いた時には脳内で流れていました。早口言葉を取り入れつつ、夫々のキャラの味がある歌詞には、ナイスとしか言いようがありません。特に、真雪の“可愛い衣装がいいわ”の言い方がめっちゃ好き。小倉唯ボイスが至福なんだわ。EDも然り癖になります。
内容に触れていくと
人前に立って緊張すると、案山子になってしまう体質のひな子が、演劇を通して体質を治そうと努力する日常もの。慣れない練習を頑張るも空回りしてしまう姿が、ギャグっぽくても現実味があって良かったです。そして、案山子体質が役立つ事もあって、ずるいキャラ(良い意味)やなぁ、と思いました。
そんなひな子の周りにいるキャラも個性的で良き。本を食べる、くいな。人に可愛い衣装を着させるのが好きな真雪。ひととせ荘の大家であって、演技スキルの高い千秋。その千秋を愛している、あや。夫々のキャラの個性が強強で、毎回面白かったです。
特に、くいなが好き!前述した通り、本を食べるのですが… 国語の授業で、文章を読む時に教科書の全ページを食べ終えてる描写があった所で、めちゃくちゃ笑いました。ほいで、教科書の文章を全部覚えているのが、曲者感が本当に濃い。そしてそして、くいなの鮫コスチュームがまた堪らない。「ハウス・シャーク」要素を彼女が入れてくれたのに感謝感激雨あられです。
全話視聴後に思ったのが
“もっと演劇シーンを見たかった”
という事。日常系アニメでは約束された水着回を7話で入れてくれるのは有難いですが、その時間で丁寧に描けるのでは?と感じました。せめて、劇団ひととせの初公演はフルで見たかった〜!
そんなこんなで、レビューが終幕の模様です。EDの「かーてんこーる」でも聞いて終えますか。