このレビューはネタバレを含みます
全12話。
心が強く揺すぶられるような展開はないのだけど、見終わったあとに爽やかな達成感を残していくような作品。めっちゃパン食べたい。
13の区で統一された国と巨大組織ACCAの存続を巡る話。
2倍速で見てるので登場人物の名前はニーノくらいしか覚えられなかったんだけど(※主人公ですらない)、それぞれの地区の特徴とか、おおよその関係値とかがスっと理解できたのは流石だなあと。てか12話しかないのに13地区全部紹介してるのすごくない??
ちなみに感想書くときはいつも公式サイトとWikipediaを開いてます(名前があやふやなので)
ストーリーが本当に面白かったなぁと思うんだけど、最初はクーデターの尻尾を掴むためにのらりくらりしてたジーンがいつの間にか渦中の人物になってたの「そう来たか〜!!」ってなった。親いないお金ないって言いつつ管理人やってて生活は余裕そうなの、王様の差し金だったと分かって無性にニッコリした。娘を城に縛り付けるのはよくないって逃げる手筈を整えてくれたり、理解のある王様で良いなぁと思った。
お城でロッタと話したときとか、お店でジーンとパン食べたのとか、すごく嬉しかったんだろうなぁと思うとちょっとウルっときますね。
ニーノも地頭はかしこいのに生き方が不器用で愛しい奴だった。ワンチャンこの手の親友って裏切ってくるパターンあるからソワソワしてたけど、最後まで良い奴でよかった。
お父さんのことが好きだったから、生き方変えられなかったんだよね。お父さんのことをなにひとつ否定したくなかったんだよね。
列車事故が起こったとき、親を悼むよりも親友に寄り添うことを優先したニーノの覚悟を見てくださいよ。無限に泣ける列車、無限列車。黙ります。