春野原

ぼくらのの春野原のレビュー・感想・評価

ぼくらの(2007年製作のアニメ)
3.8
鬱アニメ 耐久一気見第4弾。
今夏個人開催、鬱アニメ祭の本命。最近の作品ではないから20話以上ある…現在4話目で相当重い…。思ってたのと違う方向から殴られる。流石に途中睡眠を挟んで後半を起きてから視聴。

鬱展開を楽しく見ていたら、なにやらどんどん制作会社のGONZO色が強くなってきた。政治会話とか軍事や組織抗争の陰謀とか裏策略とか…。最初とずいぶんノリが違う。

んんん??と思ったら、昔のアニメは1クールの話数が多かったので原作終る前にアニメ化が決まるとアニメ用に話を作ってしまうことが多かったのでした。
(そういや 鋼の錬金術師とかもそうだった)
監督さん自身が『原作嫌いなので改変します』と公言していたそうで…。
後半は普通のロボットアニメ感増し増し。それは仕方ないけれど…すでに原作があった分や設定を変える必要はなかった気がする。『面白い』の好みはそれぞれだから監督さんが面白くしたことでいい演出もあったけど(紋章や椅子ルーレット等々)原作の話の運びの鬱テイストが減ったのは残念。

原作の方が鬱は堪能できるはずなのだけど…キャラが多くて見分けに苦労するので色と声がついているアニメはとてもありがたい。
他のキャラと違ってウシロくんだけは両親設定が突飛すぎて…ああ『漫画』だよな…と引き戻された。

TV放送の名残で暗い次回予告のあと『次回お楽しみに!』と出るのが…暗い話を期待しちゃってすいませんな背徳感に襲われました…。
春野原

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