ダイマ

氷菓のダイマのレビュー・感想・評価

氷菓(2012年製作のアニメ)
1.0
絵だけのなんちゃって厨2推理でシラケるアニメ
推理とはあまたの可能性の中から根拠や洞察を元に合理的に絞り込んでいくものである
そしてその過程が合理的であればあるほど論理的であればあるほど読者は感嘆する
このアニメの推理は結論ありきの推理しかない
その結論にたどり着くための都合のいい材料、都合のいい解釈を断片的に並べてさも優れた洞察によって導いたように描いていて欠陥だらけ
作者より頭のいいキャラは存在しないとはよく言ったものでこの作者?脚本の頭が良くないのはよくわかる
例えば3話のタバコ
なぜタバコ?大麻やその他の違法薬物の可能性をなぜ排除するのか?
その可能性を考慮することなくタバコと断定している
これは結論ありきの推理だから
洞察から導いたならばそんなことは起こりえないのだ
あと超どうでもいい中身のないトークが延々と続くのはなんの罰なの?
トーク力磨いた方がええよ作者
さらに、厨2病キャラが多すぎる
文語体で喋るキャラというのは往々にして厨2キャラである(ルルーシュとかね)そういうのは万能感の演出としてはいいが登場人物のほとんどがその喋り方をするというのは辟易するところであるメリハリがないからね
例えば自主制作ビデオの回で出てくる偉そうに的外れに推理を披露するキャラね、意図的に明らかにおかしい視点でトリックを看過したように言わせているが的はずれなのは明らかなので偉そうな態度とは裏腹に頭良くないなこいつ、というキャラ付けがされている
そしてそれはこのキャラだけではなく実は主人公からしてそうなのだ
これが致命的
主人公は頭いいキャラとして描かれているにも関わらず上述の通り都合のいい視点のみを語り不都合な事実は排除する推理しかして居ない
そして周りはさらにアホだから突っ込むことも無くあたかもそれが正解の結論だと持ち上げる
全ての推理に致命的な欠陥が存在するにもかかわらずだ
馬鹿なキャラによる推理を周りのさらにバカがもてはやすなんともモヤモヤした空気のなんちゃって推理アニメ
絵以外見る価値なし
ダイマ

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