3月のライオン 第1シリーズの3の情報・感想・評価

エピソード03
Chapter.5 晴信/Chapter.6 夜空のむこう
拍手:12回
あらすじ
二海堂とのプロとしての初対局の日を迎えた零。幼い日の対局を思い出しながら将棋会館へと向かった零は、気迫に満ち満ちた二海堂と相対する。 そして始まる対局!それは幼いころから変わらない、「負けたくない」という互いの思いがぶつかる場で……。
コメント3件
メモ魔

メモ魔

将棋を知らない自分からしたら、将棋の打ち方、打ち筋を解説されても全く心は躍動しない。 それでも、桐山と二階堂の互いに譲れない勝ちへの渇望は胸を打つ。競技が問題なんじゃない、譲れないものを胸に必死になる人間を見ることに、みんな価値を感じるんだ。 【強かった。あんなに強くなってるなんて。でも、次は負けない。】 二階堂が桐山に負けた後執事花岡に行ったセリフ。 負けや羞恥、怒りにも似た感情をそのままバネにできる人間のなんと魅力的な事か。 人は強い事よりも、努力できる姿其の物に価値を感じる。少なくとも自分はそうだ。努力する姿に価値を感じる。 【僕には、余計思い出して悲しくなるだけの儀式にしか思えなかった。】 お盆、いや墓参りもそうか。余計思い出して悲しくなるだけの儀式に見える人もいるだろう。他人のそれは恐らく自分もそう思う。いや身近な人を亡くしたことがないから、もしかしたら自分も墓参りやお盆なんてただ余計悲しくなるだけの儀式じゃないか。って。そう思うのかな。 【泣いても仕方ないから諦めて、悲しいから考えないようにして、頭から追い出して、追い出して、追い出して、。、でも、本当にそれで良かったんだろうか。】 心の傷、失った穴を埋めるのは忘れる事でも、笑う事でも、時間が解決してくれる事でもなくて、ただただ悲しさを自分から吐き出して新しい空気を体に入れてあげる事だけだ。ひなたはお母さんを失った傷を治す為に今も涙を流し続けて前を向くけど、涙を流せなかった桐山の心の傷はいつ治るんだろう。
いいね!32件
あー

あー

2023/12/19
碧

足掻く姿に今日を歩く力をもらう。 現実に押し潰されそうでも、足掻くそれだけで”生きている”が此処にあるんだなって思う。
いいね!1件