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呪術廻戦 第1期のkonorのレビュー・感想・評価

呪術廻戦 第1期(2020年製作のアニメ)
5.0
観た。観ました。


五条悟………モヤッ………………………………

クラスのみんなにめちゃくちゃ慕われてる先生をどうしても好きになれない そういう気持ち。
こっち見てる??

とはいえ#6 「ゆうじ!おかえり!^_^」←あああああああああああああああああああああ!!(ジュウウウウウッサラサラサラサラサラサラ

あのー本当に

スーッ…

ちょうど『アウトローの世界史』と『テンゲン英雄対戦』読んでたのもあって五条悟の纏うハナから世界を変えるために生まれてきたみたいな激烈なカリスマ性に心打たれた、強いカッコイイ可愛いエロい聡い美しい、もっとも正しい、と口が勝手に言ってしまうようなインパクト、革命はこのような力によって為される。五条の顔に人類史がみえる。cv中村悠一がめちゃくちゃマリアージュだと思う。


キャラクターが生きてて、戦いがマジの戦いとしてかなり響いてくる。#21「弱い呪術師は我を通せない」というのが象徴的な台詞である、皆エゴイスティックな人間の強さで戦っている感がある。戦場にいたらそりゃそうなるよなという感じ。全員でvogue runwayを見て爆笑してほしい。「生の哲学」という言葉が眼前にふっと浮かんで消えた。強い自我、いくところまでいっちゃってる悟性がやはり人の恐怖を克服するのか、全員恐怖の回路がブチ切れており(鶏と卵か?)、人の恐怖の結晶たる呪いと対峙する呪術師がみんな変人なのはめっちゃ勝手に納得というかここがこの物語にリアルな質感を生んでいる気がした。

あと呪い側、普通に正当なこと言ってるっぽいのも。呪いは呪いで己がどうあるべきか探っている段階なのだろうな、我々と同じだよ。全員バラバラの理念を持ってるだけ、それが自然にぶつかり合ってるだけ、本来そうあるべきじゃないか?世界は。俗世の我々は弱すぎるんだよ。弱いのに文明が俺らを生かす。反自然的に生きるから苦しい。人類は呪術廻戦に還れ。


最後めちゃくちゃ良い終わり方したな。お互いがお互いを強くしていく虎杖と伏黒、皆の運命の交錯、切なくて危うい青春……。今たしかにここにある尊いものに目を据えて感じ入っていたら、それらの刹那性を体現する第二期OPが急に画面に流れてきてマジで苦しくなった。虎杖たち以外の青春があってそれがもう終わってることがキツすぎる、え!?うわああーーーーーー

いまのところ七海推し伏黒支えかなーー七海は意外にもEQが高そうで好き。みんな好き、五条はまだわからない(好きだろ)今の気持ちとしてはまさか一期まるまる?使って上の世代の過去編(というのもおかしい、全部が現在編だし過去編なのに、、)やられると思ってなくて本当に動揺していて、重厚なパンチになってくるだろうなと思ってますし、それが楽しみでもありつつもういいやめてくれもういいから虎杖たちの永遠みたいに輝く青春の続きを早く見せてくれという畏れと逃避に似た思いもあります。
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