IGの作画は完璧に美しく、音楽が澤野弘之。
監督は荒木哲郎だし、cvも一流どころで固めている。贅沢仕様のアニメ。
各キャラの登場シーンでワクワクしたし、序盤の疾走感は上々。
これだけ高級食材を揃えたら、そこそこの料理じゃ納得できない。
手を加え過ぎたら「海鮮丼で良かったのに。もったいない」みたいな。
このアニメの賛否両論ってそういう事かなと思っている。
設定のあと載せ（後付け？）が過ぎて複雑さが増してしまったせいか、最終回のドラマを楽しめなかった感もある。
メッセージがかすんでしまった。
謎も割と解明されない。「ダアト」ってなんぞ？
ストーリーと並んで批判されがちなキャラクターは、ヒロインのいのり以外は嫌なキャラはいなかった。
カバネリでも思ったけど、多分女の趣味が合わないんだと思う。
戦闘シーンは見応えがあるし、キャラクター作りは秀逸。モブっぽいキャラまで味わい深い。
ストーリー展開に難ありと思ったとしても、素材を楽しむアニメとしてアリだと思う。
