それをやっちゃおしまいよ、、の最終奥義をぶん回したなろう系。
まぁ完走はしたけど、正直内容を理解したとは言い難い。。
ラノベ原作やなろう系はあまり完走していないのもあって、スコアも難しい。。
これを高評価にしてはいけない。。という謎のブレーキがかかる笑
修学旅行中のクラスがバスごと異世界に飛ばされる。クラスメイト達はそれぞれ「ギフト（能力）」を授かるが、主人公（夜霧）とヒロイン（知千佳）はもらえなかった。
しかし夜霧は元から「あらゆる対象を即死させる能力」持ちで、、、
ダウナー系高校生夜霧が、知千佳とその守護霊とともに帰還を目指す物語。
展開の何もかもが唐突で忙しない。
脚本詰め込んだよね。
それが自分の体感だと、話が進むに従って中弛みどころか加速していく。
言葉を選ばず言えば、結構はちゃめちゃ笑
夜霧の能力「即死チート」。
相手が殺意を持つと、カメラのレンズ越しであっても発動する。
殺意を持たなくても､もちろん任意で発動する。
その対象は人や魔物、すでに死んでるはずのゾンビに留まらず、「つらら」などの無機物、さらには「事象」や「落下速度（!）」にまで及ぶ。
逆に対象外はあるのかな。
op edの曲は良かったものの､ストーリーは前述の通り詰め込みまくりで、作画は弱く、キャラデザも自分の好みではない。
ではなぜ完走できたのだろう笑
きっとこの「即死チート」という設定のバカバカしさが､ギャグとして面白かったのだと思う。
世に氾濫している､ひどい出来のなろう系アニメ（制作する側が原作を面白いと思っていない､愛も敬意もない）のおかげで､相対的に今作の評価が上がったのもあると思う。
この「チート」は徹頭徹尾ゆるがない。
他作品なら無双出来たであろうキャラも次々に退場していくし、夜霧が全く動じない。
ローテンションぶりも徹底している。
知千佳との関係に垣間見えるマザコン性に闇を感じていたのだが､結構壮絶な生い立ちだった。
よく見るイキリチートキャラ達といい､オタクなクラスメイト花川のセリフといい、アンチテーゼと言っては大げさかもしれないが､巷のなろう系を茶化したなろう系。
異世界なろう系が、いいかげん飽和状態の今だからアニメ化できた作品だった。
異世界に飛ばされる話はもうお腹いっぱい。これで最後にしようと思う。
もしこれの2期が来たら､たぶん観るけどね笑
