S4KuYuC1NEM4

攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2のS4KuYuC1NEM4のネタバレレビュー・内容・結末

攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2(2022年製作のアニメ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

シーズン1のキリが悪すぎる終わり方から待ちに待ったシーズン2。

CGについて色々と言う人がいるが、アニメーション表現の1つだし、こういうのもスタンダードになるはず。本来のアニメの作画崩壊のようなムラがなく、クオリティが一定の範囲内で統一されている限りは特に不満はない。
それよりもやはり問題は内容の方。

正直なところ、ラスト2話とか特に全く理解できなかった!!というか、作品情報自体が流石に無理がある。意味不明。↓引用

【2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。】

SACの笑い男のようなカタルシス皆無。そもそもSACと言っていいのかも不明。SDGsっていうのは最近良く聞きますけど…本当に混乱するw
持続可能性つまりサスティナブルって、私が知っている意味と根本的に違う?私が間違っている?
AIなんかもよく聞きますね。2045年というのは暫定的にシンギュラリティを迎えると言われている年だよ。
AIじゃなくて、少佐が最後に人類の技術的特異点や宇宙がどうとか言ってましたけど…

ディストピアの代名詞とも言えるジョージ・オーウェルの「1984」は読んでいますが、逆に読んだところでこの内容が理解できるとか、考察が深くなるとは到底思えない。
ディストピアというのは本来は中央集権的な社会システムによって管理され、もはや軽率な行動、下手な発言は口に出すことも躊躇うくらいの息苦しさが蔓延し相互監視的社会のことを指していて、全てを見通している目がビッグブラザー。
だから、言葉だけを拝借しているか、言葉が一人歩きしているように感じてしまって、ますます混乱を招く。

その他、色々な所でオマージュや引用、パロディが散りばめられているのはいいとしても、人類の進化と、難民による武装決起(レイド?)による革命って全く繋がっているように思えない…それ別物では?

ポスト・ヒューマンってシーズン1から出ているのに、今作で出てきたミズカネとシマムラの2人だけが別格として扱われているようで…シーズン1は果たしてなんだったのか…なんか1の最初の方とか思い返すと、同じアニメなのかと思わざるえないぐらいの恐ろしい飛距離を感じます。

ポストヒューマンは日本以外でも確認されていた気がしますが、日米と三つ巴のクライシスになっていいのだろうか?
ラスト2話の9課がやられまくってますが、ボーマ(頭部欠損)斉藤(爆死)とか石川(右目にもろスナイプ)バトーってあれで無事だった?少佐とトグサが倒れていくのは、あの雪のような核が降り注いでいるからではないんですか?
プリンはゴーストがなく進化してNになれなかった?なのに手のひらを返してバトーと対峙し、もう少し頑張ってみます!ってありゃなんですか?

少佐は最後プラグを抜いたのか?ああいう意味深で委ねるのはどうかと…

あのシーンは思考迷路から抜け出したあとの現実の出来事だと、そのまま受け取ったとすると、ラストにプリンとおもしろが加わったシーンで、トグサが離婚してないような素振りを見せているので、いわゆる摩擦のない平和に思うがままのもう一つの現実ってことだとして、だから抜いていないってことなのかとも捉えられるけど…それ故に少佐はネットに潜って行ってしまったと解釈していいのかね。

そう言えば、トグサがNぽって言われて逃げる際のしずかちゃんみたいメガネっ子はなんだったの?ってかNぽって何?なんで屋台?関西弁?

誰か説明してください!
S4KuYuC1NEM4

S4KuYuC1NEM4