SAC後の攻殻機動隊の世界線
SACシリーズはこそぎ取るほどに観ていたはずなのに、記憶が滑落していたのできっと2045からでも楽しめるような作品になっているのでは。
そんなことは置いといて、
オーウェルの1984を引用した物語の構成。
ビックブラザーの死、ダブルシンク…一度読んだ程度では1984を解釈しきれてなかったのだと痛感。
そんなこともどうでもよくて、
持続可能社会のための戦争
サスティナルブルウォーという選択
人類のAIによる強制的な進化
「個人の幸福と社会の持続」
ってちょうど最近想像していた命題だったので、こういう風に解を渡すのかと心臓が疼く感覚。凄いや…
草薙素子という人
類稀なロマンチスト
最もロマンチストな人間は
自己認識力が高く、リアリストなんじゃないかと思えてくる今日この頃。
1シーズン目の最終話あたりから、
迷路に迷い込まされてるような
何か掴みどころないものに乗っているような感覚が最終的に回収されたような感覚。
「神は死んだ」
ニーチェの言葉を想起する。
人類が持ちうる共通感覚としての曖昧さを失った現代社会を舞台にした物語に、これからについて考える余白を与えられたような感覚。
その一つの解としてのダブルシンク。
押井守監督作品にあるノスタルジーではなく、神山健監督作品にある命題をひしひしと実感する作品でした。
攻殻機動隊SACシリーズ頭から見返しちゃうよこんなの!
昨年末に映画化されていたのを観そびれた事が悔やまれる!!!!
感覚ばかりが先行してまだ解釈しきれてないのですが、これだから攻殻機動隊はやめられない!!!!!!!
東のエデン▶︎攻殻機動隊SAC▶︎攻殻機動隊SAC2ndGIG▶︎攻殻機動隊SAC SSS▶︎攻殻機動隊SAC_2045
の順に観るべし!