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彼氏彼女の事情のhonobonのレビュー・感想・評価

彼氏彼女の事情(1998年製作のアニメ)
5.0
この番組は ヒトの目に どう映るのだろうか。

『新世紀エヴァンゲリオン』から3年、実写監督(新人)の翌年に描かれた猫をかぶり(見栄を張る)と寂しさ(幸せの憧れ)の共存。

壮絶なギャグアニメでありながらシリアスな内容。ギャグ漫画タッチもあれば、線画も実写も混ざる。あぁ、これぞ何でもありな庵野秀明の世界。

4話見てはインターバルの視聴方法(間に'トップをねらえ!'を1話挟む)をとったからか、その4話目の乱気流な内容に毎回やられた。

様々な手法のを駆使してキャラクターたちの心の内情に踏み込むことで、自身の投げかけと好きなものとの距離感を再確認しているようにも見える。

そんなふうに毎話見て流れる「夢の中へ」をエンディングに据えているのは'何に対して'探しものを指しているのか。なんて考えてしまったりもする。

劇団、本谷有希子の本谷有希子を始め、樋口真嗣(新人)、貞本義行(新人)や神谷誠(新人)など個性豊かな人たちまでも出演している。
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