natsumi

頭文字Dのnatsumiのネタバレレビュー・内容・結末

頭文字D(1998年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

こんなにもアツいアニメが90年代にあったなんて信じられない
いや、逆やな
90年代のアニメであるがゆえのこのクオリティとドキドキ感なんだろうな

スマホSNSが普及したこの時代に見るからこそ感じられるストリートレースのアツさ
中継地点の無線で得られる情報で躍る群衆
速さにこだわる走り屋たちの情熱とそれに感化されて熱を持ち始める拓海


初期オープニングにあるように登場人物とバトルは限られていていたってシンプルな展開で基本的にはルールに則ったうえでのレースが繰り広げられる
ちょっとしたテクニックの現実味の無さはあれど、リアルな描き方がされているのが現代のアニメとの大きな違いにも思うし、この時代だからこそシンプルな話が作れた、その部分がまだ埋まってなかったからこそのストーリーにも思う

ユーロビートの盛り上がり方もバトルの胸熱さを効果的に演出してるし、世の若者が走り屋となってユーロビート流しながら峠を攻めたくなる気持ちもわかる
だって峠攻めてみたいもんな既に
(まあしないんだろうけど)
だいたいバトルの美味しいとこから始まるイントロのバチバチユーロビート感がまずテンションあがるし、場面場面の息抜いたところで聴こえるユーロビートのリズムがテンションを高いままにしてるんだよなあ
いいよなあユーロビートなあ
ぜひ全てのサントラをサブスクで聴くかあ


どのバトルも痺れたんだけど登場人物の深掘りがしっかりされてる分どのキャラクターも好きなんだよなあ
慎吾なんて出てきた瞬間絶対こいつ性根腐ってるじゃんwほら!やっぱり!クソガキじゃん!と思ってたら、バトル終盤以降で拓海の凄さに素直に感動してるし自分の弱さも認知していて病院にも連れて行ってもらったりさ、実はこいつ走るのが好きなだけで悪いやつじゃないのかも、、、とか思うし、涼介戦で中里と小競り合いしてるのももはや可愛いしな

中里はプライド高いようにみえて、ちゃんと拓海に負けた後に、こんなにも熱くなれたレースは久々で、負けたのにさわやかな気分だとか言っちゃって、素直でかっこいいやつなんですよね
しかもイケボ
ちょいちょい86をみにくるイケボの32、好き

高橋兄弟はイケメンでクールで知的な兄、熱血直感派の弟、黒髪と金髪、これは負のものが集まってきそうなナイスな配役で世の女子はどっち派か公論になっていたであろう
とにかく86にゾッコンな2人
末長く仲良くしてくれよな
にしても俺の作った公道最速理論が予告でちょっと解説されてたけど
E=mc^2に独自の補足理論を足します、E=相手の平均スピードとすると自分の平均スピードがそれを上回るように、、、、
いやどんな理論やねん!俺の考えた補足理論ってなんやねん!!!

まこちゃんと池谷のピュアピュア恋愛も、いやくっつかんのかい!まじかよ!!なんてこった!!!な展開で池谷お前もっと早く行っておけよ!!!!なんでだよ!!!!!ってクソデカ感情になったので、めっちゃネタバレ調べて、もはやくっつくことはないことを知る
悔しい

拓海となつき(パパ活ネキ)はうまくいかないで欲しいですね!ダメでしょ!拓海くんピュアピュアなんだから!!


さくっと26話観れたわけだけどまだまだアツいバトルが残ってると思うと楽しみだぜ…
奴は進化しているッ…
natsumi

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