貴志祐介さん原作の同名小説のアニメ化作品。
あまりに非現実すぎる設定の数々なので映像化すると陳腐さが浮き出てしまうが、原作小説はその緻密な世界観と綿密に構成された伏線が秀逸な他に類を見ない和製本格SFファンタジー。
コロナのように突然人類の中に超能力者が生まれてきてしまった後の世界の混沌と人間の身勝手さを描いた名作。
正直・・・実力派本格ホラー作家が書いたラノベだと思ってるw(ほめてる)
序盤は異世界の小難しい説明的なエピソードや、ぜんっぜん感情移入できないバケネズミのキャラデザのせいで集中できないけどw設定の裏をついた展開と、世界の本当の姿がわかる後半以降は面白くなってくる。
原作小説がほんとにおもしろいけど長い。