このレビューはネタバレを含みます
期待してたけど、驚くほどイマイチだった。
監督とロボット観が合わない。
・ロボットには感情がない設定だったのに、途中から人間のごとく感情バリバリ
・大きい個体をお父さん、小さい個体をお母さんと呼ぶ平凡さ(ロボットは無性別なところが魅力なのに…
というか、言葉も話せない赤ちゃんがロボットに育てられて性区別を意識するのか?)
・人間の危機を瞬時に察知して手を伸ばすロボットの性能と見合わないポンコツ加減
・人間が落ちる姿を見て、「人間が高所から落ちる」→危ない→思わず声をあげる機能を持つロボットたち(叫ぶ機能いらなくね?叫んでないで助けにいけば?)
「ロボット」についてもうちょっとよく考えてほしかった。
都合よく人間とロボットを半々で採用したようなキャラクターだった
この時代の、この世界観で実現可能な技術と不可能な技術のバランスが取れていない
あと、感情がないロボットに育てられた子供があんなに笑うかね…?
親の真似をするんじゃないか?
環境に馴染もうとして、ロボットを生き方の手本として、むしろ無感情になっていくんじゃないか?
サラの声優はすごくよかった。
ロボットの声優も頑張ってたとは思うが、演技の方向性なのか、冒頭の無感情なシーンでも感情が見えてしまってイマイチだった。
途中からあんまり見てなかったからアレなんだけど、ロボットたちはなぜリンゴを育ててるんだ?
来るべき日に人間に食わせるため?
聖書をモチーフにしてるのは分かるんだけど、リンゴだけじゃ人は生きていけないぜ
この世界に人間は必要ですか?っていうけどそのロボットだってAIだって人間が作ったんだし、そもそもコールドスリープ覚ましちゃったタイミングでそんなこと言わんといてほしい