人間が有害有機物であり、ロボットが支配する未来世界。
アイザック・アシモフのロボット工学三原則らしき法則が出てきたり、鉄人28号みたいに巨人ロボットが殴り合ったりして、楽しい。
スタニスワフ・レムの「砂漠の惑星」を思わせる設定なので、高校生時分にその世界観に呆然とした読書体験を持つ身としては、ロボットが人間臭いのが物足りない。
4話構成が、かつて劇作家の方に教わった起承転結、国語の授業で扱うパターンではなく、脚本術「SAVE THE CATの法則」のブレイク・スナイダー・ビート・シートをわかりやすくまとめていただいたもの、にピタリと当てはまるので、愉快になってしまった。