ハヤカワ文庫JAのアニメ化で、「ヤキトリ」は傭兵のこと。
60～70年代の昔、マカロニウェスタンが人気下降していくとともにコメディ路線になり、ついにはコメディ味のまま西部劇からミリタリーアクションのマカロニコンバットに変化した。TV洋画劇場で見ていたのを、思い起こされる。
ただし、本作は、遠い未来の宇宙戦争で、「商連」という巨大国家が侵略した惑星のレジスタンスと「商連」軍との戦い。財界人種が猫で、正規軍が犬、傭兵は蛙や象や人間で、虚しく制圧される非抑圧民は砂漠の鼠。何の比喩かは明白。
「ヤキトリ」は備品で「人」扱いされないが、100人戦死しても正規軍の被害がなければ死傷者ゼロとカウントされるのは、現実の傭兵と同じ。
