誰かが書いていたが、ビルドゥングスロマンというのは正しい評価だと思う。
タフな世界に放り出された子どもたちが試練を乗り越えていく話なので、怪獣プロレスはオマケなのだ。
感情について行けないというのはわかる。なぜならこの話の登場人物はみんなガキだからだ。
極限状態のガキをリアルに描けば、視聴者の共感を得られる「お行儀のいい」子どもにはならない。
まあ、話はそういう方向で考えることができる。しかし、映像に驚きはない。これがともかくネックだ。
キャラクターの表情で語らせる手法は見応えがあるが、プロレスシーンは動きが少なくしょっぱい。
ここをどうにかできればよかったのだが……無理なものは無理だ。