映画初心者

DEATH NOTEの映画初心者のレビュー・感想・評価

DEATH NOTE(2006年製作のアニメ)
3.8
原作は好きな漫画トップ5に入ると言っても過言ではないくらい好きです。

実写は大分前に観ているのですが、そういえばアニメ観たことないなと思って鑑賞。

作画はどう頑張っても小畑健を再現できないと思うので、最初から期待していなかったけれど
それ以外の面で漫画にはない面白さがあった。


◯まずは声優
夜神月が宮野真守は知っていたけれど、Lの声工藤新一じゃん!ってなりました。
名探偵繋がりなんですかね?工藤新一が頭をよぎって気が散るわ!笑

宮野真守はもう真面目に喋ってるだけで顔を思い浮かべてしまう‥苦笑

そんなこんなで度々雑念が入りましたが、やっぱり上手いんですよね、この人達。声優に関してはほぼ全員良かったです。

ミサミサだけはアニメ声な感じが苦手だったけれど、それもミサミサというキャラクターを考えると仕方がないのかなと思いました。


◯音楽について
恐らくアニメ版DEATH NOTEはコメディとして観るべき。
壮絶な音楽も、怖いんだけどちょっとオモロイ。笑
漫画は絵が凄く整っているので、全体的な印象がシリアス寄りでしたが、アニメはコメディ寄りにして正解だったと思います。

◯アニメオリジナル展開
※ここからネタバレ注意※
((漫画を読んだのも大分前であんまり覚えてないので、原作通りだったらすみません))
①Lが死ぬ直前のLとライトが二人だけのシーン
Lが雨に打たれてからのなんか急にBL展開みたいなのはあんまり好きじゃなかった。
②最後の逃げ出すキラ・追いかける仲間たち
追いかける展開にするくらいなら最後皆で看取ってあげなよ‥と思いました。
(あれだけ瀕死の状態で逃げ出して、誰も追い付けないってあり得なくない?)

演出等は基本的にはアニメならではの良さがあって好きだったのですが、その2点だけはどうしても納得いきませんでした。


◯あとは原作の問題
やっぱり『キラvs L 』の構図が強すぎるんですよね…。
キラvs M+Nって、どうしても構図として劣るもん‥。
前半の夜神月とLの心理戦、最後の宮野真守覚醒シーンは面白いので何度でも観れますが
対ニアメロ戦になってからのキラは正直凡ミスばかりで、漫画の時点でちょっと失速してる感じ。

最後良い感じのメッセージでまとめたけれど、私はこの作品に少年漫画らしさは求めていないので加点には至らず。
Lが実は死んでなかった!とかだったらな~
まあ死神が殺すんだもん、無理ゲーだよな~
うーーん‥永遠の難題。笑


それらと、やはり絵の影響で減点が大きかったのですが、それ以外のシーンは☆4超えてたと思います(原作はもちろん☆5です)。やっぱり好きな作品です。
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