エピソード16
魔女の顎門Ⅱ

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あらすじ
山の城跡に入ったクレアを待ち受けていたのは、強力な妖気を放つ巨大な岩のような覚醒者・ダフだった。攻撃の気配に気付いたクレアは、すぐさま渾身の力で斬りつけ、高速剣を見舞うが、固い装甲に阻まれてダメージを与えることが出来なかった。
ダフの攻撃は身体の各所からの鉄棒の発射だった。これをまともに食らったクレアは両足の骨を砕かれて絶体絶命。そんな場面で、クレアらの前に、組織がクレアを抹殺するために遣わした刺客、ナンバー3のガラテアが現れた。ダフにいたぶられていたクレアをとりあえず助けたガラテアは、足を治すよう指示して反撃を始めた。
相手の妖気をコントロール出来るガラテアは、戦いを有利に進めながらダフの右手を叩き斬る。地下に潜んでいたとてつもない力を持つ覚醒者・リフルが少女の格好で姿を見せたのは、そんな時であった。リフルのアドバイスで攻撃を始めたダフは、ガ然有利となり、ガラテアの腹に鉄棒を叩き込む。これを見て、何としても両足を早く治そうと妖力を解放するクレア。だが、妖力の解放が限界を超えてしまったため、ついにクレアの妖魔化が始まってしまった。
リフルがほくそ笑む中、クレアを人間の側に引き戻したのは、ガラテアの精神力だった。ガラテアは、試しにやった行為ながら、クレアが覚醒状態から戻ってきたと知り、ビックリ。そして、クレアの不思議な潜在能力に舌を巻いた。
ガラテアによると、リフルは、かつて3人いた“深淵の者”と呼ばれるナンバー1の覚醒者の1人。最近、北にいるらしい男の“深淵の者”と勢力争いを始めたリフルは、強い覚醒者の駒を集めているらしいのだ。クレアは、北の男がプリシラを仲間にしたと知り、顔色を変えた。
再び始まる激戦。クレアは、ガラテアから、地下に拘束されているらしいナンバー9のジーンを助けるよう指示されて――。
おーちゃん
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