HSS型HSP

ベルサイユのばらのHSS型HSPのネタバレレビュー・内容・結末

ベルサイユのばら(1979年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも、美しすぎる。

「喜びの愛と、苦しみの愛。」
オスカルは最後、一瞬でも喜びの愛だと思えたのか。
オスカルがアンドレと馬で駆けていく幻覚は本当に胸が張り裂けそうだった。

話が進むにつれて、opとedの歌詞が本当にマッチしていて関心と共に苦しくなった。

オスカルは生まれた時から男として育てられ、男として生きていくことに執着していたが、やはり心の奥底は女性でフェルゼンとアンドレに恋をしていた。
しかし、オスカルは男・女の性を超越した存在だと思う。

オスカルがドレスを着て、フェルゼンに身を委ね、舞踏会でダンスを踊っていたシーンは、本当に美しく涙が出た。

オスカルは、ロザリーと話している時は特に紳士で素敵。ロザリーがオスカルが仕事で自分の約束を後回しにされ、ごねている時に「仕事なんだよ。」と優しくなだめているシーンはかっこよくて凄く素敵だった。

アントワネットは、最後まで王太子妃として気高く、貴族としてのプライドを持っていてやはり生まれながらの女王だと思った。

ジョゼフ王子がオスカルに好意を抱き、キスしているのは驚いた。
ジョゼフがもし生きていたらアントワネット似の超絶美青年になっていただろうから、青年になったジョゼフとオスカルのふたりの並んだ姿観てみたかった。絶対に美しすぎる。

昔のアニメ特有の服や背景がキラキラ輝いているシーンの描き方は、今のアニメでは見られなく、凄く好き。

話が進むにつれて、登場人物が成長し、顔立ちや背丈が変化していくのが自然で凄いと思った。
オスカル、アントワネット、アンドレの3人は特に幼い頃からストーリーで観ている分、成長が感じられて感動すると同時に苦しくなった。

40話中、明るく、幸せになれる話は一度も無い作品。
鬱の時に観て本当に死にたくなった。


こんなにも素晴らしい作品を観ることが出来て本当に良かったと思う。
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