魔法騎士レイアースの14の情報・感想・評価

全49話中ベスト1エピソード 14話「光、海、風のゆずれない願い」 百合が大変素晴らしい。俺が百合好きかどうかは置いておいて、演出に脂が乗っているので最高。光の傷を心配する海の手や、抱きつく動作がビビット。傷を負った者を治癒していく光が三人を包み込んでいきながら流れる音楽の荘厳さが良し。 異様に血が流れる。茨の道を進むのも比喩ではなく実際に突き進みながら血を流す。多量の血痕を見つめるモコナのカットが鮮烈。魔物は血の匂いを嗅ぎつけて襲ってくる設定なので、自分から血を流すために傷を付けるのにも驚く。清純な女の子を傷だらけにする徹底された血の演出の数々にドギマギした。 魔物の正体が意味不明なのも面白い。光の柱が血の匂いに誘われてやって来るのだが、何が何だか分からない。姿形もよく分からない。14話では魔物の設定についての説明がなされており、余計に恐ろしい。 和製RPGを元にしているアニメだなと思っていたら、とうとうゲーム画面を模した物が登場してきた。メタ視点というか、RPGの王道ストーリーに対する言及をするのだが、これは王道が反転するだろう予感が漂う。とにかく印象的になった14話。 地図という概念があったのかと驚く、今更感も面白かった。世界の見取り図はもっと早く出しておけよと笑った。 豪快なアームカットが観れます。