ハル

ヒカルの碁のハルのレビュー・感想・評価

ヒカルの碁(2001年製作のアニメ)
4.1
久々に見たけれど秀逸な物語は幾年の時を経ても色褪せない。
ヒカルと佐為の縁、アキラとのライバル関係。
まっさらな素人が達人藤原佐為の力を身に宿し英才教育を受けた猛者たちの中で凌ぎを削っていく成長胸熱ストーリー。
夢、友情、魅力的な強敵達と囲碁。
当時のジャンプ作品の中ではちょっぴり異質な話、だからこそ胸がときめくんだ。

この作品、端的に何が凄いかというと、囲碁について全てわかったような気にさせてくれるところ。
でも全話見終わったあとも実際のところはルールすらよくわかってないはず(院生やプロ試験の内容、碁の世界がどれだけ特殊かは学べます)
そんな不思議な錯覚を起こしちゃう魔力を秘めた作品が“ヒカルの碁”
元々なんの興味もないはずの古から伝わる文化に惚れさせてくれる凄味(しつこいようだけど囲碁についてはよくわかりません)

作画小畑健といえば“DEATH NOTE”が浮かぶ方も多いと思うけど、僕にとってはやはりこの作品が印象深く残っている。
自分と同世代か上の世代の方はこの作品がどれだけ人気を博したか知ってるよね。
ジャンプ掲載当時はちょっとした囲碁ブームになったほどだから。
もし未見の方がいましたら、アニメも原作もどちらも素晴らしい出来栄えなのでお勧めな作品です。
ハル

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ハルさんの鑑賞したアニメ