八咫烏

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2シーズンの八咫烏のレビュー・感想・評価

4.2
ガンダムとの戦い後、地球で諜報活動をしているダリル。
四肢を犠牲にしてまで戦ったダリルを英雄と慕う兵士達が居るなど連邦軍内で煙たがられているイオとは対照的な描かれ方。
一方で死んだと思われた元恋人に再会するイオ。
メンタルを病んでしまうキャラが居るのはお約束。現実の戦争において無視できない側面でもある。

度々出てくるダリルの回想シーン。
まだ四肢がある幼いダリルが走り回っている。幸せな家族の描写にグッとくる。

戦闘シーンは1と比べ派手さはトーンダウンしたものの、水中戦や氷上戦などの地上戦は宇宙空間とはまた違った趣き。文字通りの泥臭さで見応えがあった。
アストロガンダムもカッコいいのだが、ゴッグやゲルググが強いのがいい。

しかし宇宙世紀って、掘ったらまだまだこんな面白い作品が出てくるんだな。

宇宙世紀を語るにあたって外せないニュータイプを養成する施設があったり、カルトじみた南洋同盟が出てきたり、物語は新たな局面を見せたところで終わっている。
完結させて欲しいなぁ。
八咫烏

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