【2021年クドゥデミー賞（アニメ）】
皆さま、昨年は一年ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年始の恒例（としたい）僕が独断と偏見で選んだ個人賞を発表したいと思います。
ノミネート対象作品はこちらです。
1. 岸辺露伴は動かない
2. 進撃の巨人 The Final Season Part.1
3. 呪術廻戦
4. ゆるキャン△ SEASON2
5. のんのんびより のんすとっぷ
6. BEASTARS 第2期
7. 五等分の花嫁∬
8. ホリミヤ
9. 無職転生
10. Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season 後期
11. Dr.STONE 第2期
12. 裏世界ピクニック
13. 約束のネバーランド 第2期
14. ワンダーエッグ・プライオリティ
15. ウマ娘 プリティダービー Season2
16. 極主夫道 パート1
17. 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω
18. ゴジラ S.P
19. 86 エイティシックス
20. Vivy Fluorite Eye's Song
21. 戦闘員、派遣します！
22. スーパーカブ
23. ゾンビランドサガ リベンジ
24. スライム倒して300年
25. ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
26. シャドーハウス
27. 不滅のあなたへ
28. 乙女ゲームの破滅フラグX
29. 探偵はもう、死んでいる。
30. 東京リベンジャーズ
31. 小林さんちのメイドラゴンS
32. カノジョも彼女
33. ぼくたちのリメイク
34. かげきしょうじょ‼︎
35. 魔法科高校の優等生
36. マギアレコード 2nd SEASON
37. オッドタクシー
38. ラブライブ ! スーパースター‼︎
39. 平家物語
40. 鬼滅の刃 無限列車編
41. 白い砂のアクアトープ
42. ブルーピリオド
43. 無職転生 第2クール
44. 異世界食堂2
45. 見える子ちゃん
46. 結城友奈は勇者である 大満開の章
47. takt.op Destiny
48. 古見さんは、コミュ症です。
49. マヴラブ オルタネイティブ
この中から下記の各部門について発表していきます。
（受賞作品１、次点作品１）
・作品賞
・監督賞
・主演男優賞
・主演女優賞
・助演男優賞
・助演女優賞
・映像賞
・音響賞
・ＯＰ賞
・ＥＤ賞
・作曲賞
・脚本賞
それでは参りましょう。
・脚本賞
吉田 玲子『平家物語』
（次点 此元 和津也『オッドタクシー』）
→連続アニメとして『オッドタクシー』の引きもすごいけど、壮絶のラストからの次週では何事もなかったかのように再開される『平家物語』は別次元だった。
・作曲賞
牛尾 憲輔『平家物語』
（次点 澤野 弘之 KOHTA YAMAMOTO
『進撃の巨人 The Final Season Part.1』）
→マーレ編に入ったことでキャッチーさを捨てた進撃の劇伴に痺れたが、心象風景を劇伴に落とし込む作曲家が歴史のうねりを音楽で表現したことは革命だった。
・ＯＰ賞
『僕の戦争』神聖かまってちゃん
『進撃の巨人 The Final Season Part.1』
（次点 『光るとき』羊文学『平家物語』）
→作品の想いをすべて詩に込めた『光るとき』も本当に素晴らしかったが、イントロに入った瞬間に姿勢を正すのは後にも先にも『僕の戦争』という曲しかない。
・ＥＤ賞
『衝撃』安藤裕子
『進撃の巨人 The Final Season Part.1』
（次点 『unified perspective』agraph『平家物語』）
→各話の経験を普遍化させる『unified perspective』に対して、歪な切れ味を刻みつけながら次回への展望を覗かせる『衝撃』が僕にはより衝撃的であった。
・音響賞
木村 絵理子『平家物語』
（次点 吉田 光平『オッドタクシー』）
→両作品とも並の映画では相手にならないほどに奥深いサウンドデザインで、特にセンスの塊みたいなシナリオを伝う台詞演出も甲乙つけ難くて結果総合力の差。
・映像賞
『平家物語』
（次点 『呪術廻戦』）
→鬼滅にはなかった表現がふんだんに盛り込まれている『呪術廻戦』だが、アニメという媒体でこれ以上のものを観たことない表現というレベルが『平家物語』。
・助演女優賞
早見 沙織『平家物語』
（次点 三森すずこ『オッドタクシー』）
→『オッドタクシー』の超絶モノローグは芝居における一つの発明と言えるが、徳子が言葉に祈りを込める度にこの世界は少しだけ救われるとかそういう次元だ。
・助演男優賞
櫻井 孝宏『平家物語』
（次点 斉藤壮馬『オッドタクシー』）
→『オッドタクシー』とは『田中革命』であると言えるレベルで最高だったけど、声劇の成熟ってこういうことを言うのだと予告を聴いてすぐ分かると思います。
・主演女優賞
悠木 碧『平家物語』
（次点 石川由依
『進撃の巨人 The Final Season Part.1』）
→ミカサが何故主演なのかはパート２を見てもらえれば分かると思うけど、最終回Ａパートで始祖の力から逸脱したびわの芝居は心震える何てものじゃなかった。
・主演男優賞
梶 裕貴『進撃の巨人 The Final Season Part.1』
（次点 花江 夏樹『オッドタクシー』）
→いまや日本で一番有名な若手声優となった花江夏樹の新境地に痺れたところで、彼にしか分からない感情から彼にしか出来ない芝居に炭治郎もなれるだろうか。
・監督賞
山田 尚子『平家物語』
（次点 木下 麦『オッドタクシー』）
→両作品ともこの監督でなければこれ程までの作品とはならなかっただろうが、環境が変化することで作品への想いが変わらないことを示すなんて知らなかった。
・作品賞
『平家物語』
（次点 『進撃の巨人 The Final Season Part.1』）
→この作品の配信がネトフリでもアマプラでもなく放送枠もよく分からないことで、エンタメの界のバランスが保たれていると言わざるを得ない空前絶後の傑作。
2021年テレビアニメベスト10
①平家物語
②進撃の巨人 The Final Season Part.1
③オッドタクシー
④呪術廻戦
⑤ウマ娘 プリティダービー Season2
⑥白い砂のアクアトープ
⑦かげきしょうじょ‼︎
⑧スーパーカブ
⑨ゆるキャン△ SEASON2
⑩のんのんびより のんすとっぷ
最後に2021年全エンタメ大賞は・・・
ライトノベル
『安達としまむら10』
『Abiding Diverge Alien』
電撃文庫 入間人間著
（次点 テレビアニメ『平家物語』山田 尚子監督）
→あらゆる創作物の中でテレビアニメ円盤の特典小説が僕にとって最も大切になるなんて、青春を過ぎ去っても人生が続く限り最高は更新されるのかもしれない。
お読みいただきありがとうございました！
