クドゥーさんの映画レビュー・感想・評価

クドゥー

クドゥー

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

4.5

『広大な海の向こうに、待っているのは敵だろうか』

電脳と義体によってサイバー犯罪に対抗する部隊を描くSFアニメーション映画。僕たちが今現在直面しているネット社会への慧眼、生命がその果てに行き着く先へ
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がんばっていきまっしょい(2024年製作の映画)

3.0

『時代は等身大の青春だと、いつから勘違いしていた』

自らの限界を悟っていた少女が仲間と出会いボート部に励む青春アニメ映画。アンニュイなキャラやCGによる背景美術は魅力的だが、劇場総集編以上のダイジェ
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.5

『想い歩み続ける道が、情報を記憶に人間たらしめる』

少佐の去った公安9課がロボットによる殺人事件を追う劇場SFアニメーション。再会を信じた男は変わらないことにドラマの全てがあり、人形の犠牲を解いた意
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.5

『鍛えられた日本のオタクなら、備える必要はない』

時代の寵児となったアーサーが理解者となる女と出会うアメコミ映画。社会現象となった前作のアンサーという極めて真っ当な続編も、暴走するアイコンなんてもは
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

『生きる意味とは、自分が何者なのかを知る足がかり』

電脳義体化された公安部隊がネット犯罪の闇と対峙する劇場SFアニメーション。記憶の連なりを魂として人の行先を詩のような言葉で問い、忘れられないアング
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ふれる。(2024年製作の映画)

4.0

『僕らも繋がりを求める、だからあまりいじめるな』

同じ島で育った互いの心の声が聞こえる三人の幼馴染を描く青春アニメ映画。彼らが何考えているのか分からん人もいるとと思うけど、生きるのが試練な因子を持っ
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

『誰にとっても悪ならば、そんなに簡単なことはない』

過酷な半生を送りながらも懸命に生きようとする女性の日々を描くドラマ映画。企画としては社会に物申したい人たちの受け皿の印象だが、人の業に依らないコロ
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

『引き下げるしかないか、人として最低限のラインを』

幼い娘の失踪した母親がマスコミの餌食になりながらも光を求めるドラマ映画。夫婦の温度差など掘り下げれば面白い要素もあるというのに、いつまで手癖で生ま
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0

『ふたりなら最強に並べる、ふたりなら最強を超せる』

宮崎へ仕事に来た殺し屋コンビが最強の野良と鉢合わせするアクション映画。個人的な好みで言うとネタ映画に振り切った前作が至高だけど、畳み掛けるアクショ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

『深く理解してイジれば、それはもう愛ではないのか』

滞納に追われる女殺し屋コンビが似た境遇の男コンビに狙われるアクション映画。2バッドよろしく掛け合いに終始する続編は癖だし、敵がちさまひの下位置換で
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

『突き詰めれば、面白さとはギャップとコントラスト』

JKの殺し屋コンビが社会人を目指してヤクザに恨みを買われるアクション映画。坂元裕二脚本みたいな台詞が好みでないものの、スタイリッシュなシーンの連な
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劇場版 BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 : 春の陽だまり、迷い猫(2024年製作の映画)

4.5

『僕たちには眩しすぎる、一生をかけた心の叫びは』

迷子の少女たちのバンド活動に新たな視点を加えた劇場総集編の前編。「ガルクラ」と競るようにおもしれーを追究した新規カットを、「ダンケルク」の文脈で破滅
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

2.5

『意味を問う意味があるか、それが最大のミステリー』

行方をくらませた大富豪の妻を彼女を愛した5人の男が捜索するコメディ映画。カメラワークや芝居のさせ方がいつも以上に舞台じみており、思いつくアイデアを
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五等分の花嫁*(2024年製作の映画)

3.0

『決着がついている以上、永遠の沼しか待っていない』

可愛い五つ子との海外ハネムーンを描くテレビアニメの劇場OVA。もはやこのクオリティに金を払う観客との我慢比べになっているが、転スラもブルロも振るわ
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わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!(2024年製作の映画)

4.5

『彼女たちはいつでも、一番怖いものに立ち向かう』

わんぷりのみんなが吸い込まれたタヌキゲームの世界で愛情を確かめ合う「映画プリキュア」は、朝っぱらから転売ヤーらによって荒み切った心を浄化させる全シー
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劇場版 オーバーロード 聖王国編(2024年製作の映画)

4.0

『客でもキャラでもない、ただ面白さのためだけに』

王国滅亡の裏で魔道王が救世主として聖王国に降り立つ完全新作劇場版。完璧に敷かれたレールの上から逸脱しそこに何を見出すか、「きみの色」に波がないと言っ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

『どんなに取り繕っても、魂を替えることはできない』

メガバンクで起きた現金紛失事件が行員たちの闇を暴くサスペンス映画。口座情報を使って敵を追い詰めまくる頭脳戦というのは斬新で、冒頭から提示される違和
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

『絆という呪縛に、殺人の因子すら置き去りにされる』

訪問介護士の男が「救い」と称して要介護老人の殺人を犯すサスペンス映画。同僚らのテンプレ描写に社会派を名乗るのは困難と思われたが、主演二人の芝居で全
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章(2024年製作の映画)

3.5

『正々堂々競い合いたい、それが本当の友情だから』

自己実現のためにスクールアイドルを続ける少女たちを描く完結編第1章。沖縄美少女との交流などそれだけで一本作れる設定を消費し、とにかく内容盛り沢山なの
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.5

『全員で不自由を分け合う、一人も死なせないために』

ブラックフライデーを控えた物流を狙った爆発物テロに業界人たちが挑む塚原あゆ子監督作品は、エンタメ性とテーマ性の融合した脚本に一流のスタッフ・キャス
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きみの色(2024年製作の映画)

4.5

『きみの隣にいたから、わたしの色に手を伸ばせる』

人の「色」が見えるトツ子が現状に悩みを抱える仲間と秘密のバンドを組む山田尚子監督作品は、古巣を離れて東宝の夏映画をプロデュースされた座組に青春の食傷
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CLOVER(1999年製作の映画)

3.0

『大人の階段を昇った先に、見えてくる新たな世界』

「劇場版カードキャプターさくら」と同時に上映された短編アニメーション。やってる内容は「クリード3」の後ぐらい分からないけど、少なくとも本編の余韻をぶ
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劇場版カードキャプターさくら(1999年製作の映画)

4.0

『いつも見守られていても、大人の階段は一人で昇る』

この世に災いをもたらすカードを回収する少女を描いたテレビアニメの劇場版。クリアカード編だけ見た事ある僕には前後関係が難しいけど、ちょっと何を言って
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映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(2024年製作の映画)

2.0

『段取りでは動かない、染入る流れを見せてくれよ』

小さな恐竜と出会ったしんのすけの特別な夏がはじまるクレしん映画。風間くんがひたすらツッコミまくる日常パートは楽しめたが、終わってみれば親御さんへの忖
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

『生きるだけで波、おあつらえ向きの悪はいらない』

PMSの症状に悩む女性とパニック障害を抱える男性が助け合うドラマ映画。善意と呼ぶには大袈裟な交わりがもたらす心の旅は宇宙のようで、移動式プラネタリウ
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コードギアス 奪還のロゼ 最終幕(2024年製作の映画)

4.0

『たった半年で、露悪的表現に耐えられなくなった今』

ルルーシュの復活した世界で新たなギアスの戦いを描く全4幕の最終幕。ここに来てどうしてこうなった展開の怒涛に打ちひしがれるが、超強いラスボスとガチで
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コードギアス 奪還のロゼ 第3幕(2024年製作の映画)

4.0

『象徴であり続けること、それが真の継承者の証し』

ルルーシュの復活した世界で新たなギアスの戦いを描く全4幕の第3幕。最初からギアスの力など必要なかった因果に続編の意義があるが、人の心の尊さを説くのに
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コードギアス 奪還のロゼ 第2幕(2024年製作の映画)

4.0

『どんな力を手にしても、人の心までは見透せない』

ルルーシュの復活した世界で新たなギアスの戦いを描く全4幕の第2幕。1話毎の引きの熱さに加えて1幕毎の構成の妙も見えてきて、ラスボスへと向かって一人ず
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コードギアス 奪還のロゼ 第1幕(2024年製作の映画)

4.5

『王の孤独は受け継がれる、ならばこれからの世界は』

ルルーシュの復活した世界で新たなギアスの戦いを描く全4幕の第1幕。人物相関図が最高というかPPといい影武者が性癖の具現化だし、劇場版ではご無沙汰だ
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.0

『見たかった景色がある、ただそれだけでいいんだ』

生存ルートを確立したルルーシュが全力でお兄ちゃんを遂行する劇場版。C.C.が甲斐甲斐しくお世話をしてくれる前半が僕には最高でも、復活した瞬間の第一声
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

『思いがけない出会い、それだけでどこまでも広がる』

合唱部部長の中学生男子がヤクザの男にカラオケ指導を請われるコメディ映画。一定に保たれたトーンで作劇の揺らぎが染み入るようで、今の漫画原作がいかに無
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.5

『自然とは挑戦するもの、そういう発想の奴らがいる』

離婚の危機にある夫婦がイカれた仲間たちと竜巻に挑むディザスター映画。今の時代に合わせてアップグレードされたのが続編だと思っていたが、パニック描写よ
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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(2024年製作の映画)

4.0

『一等星になれなくてもいい、君と一緒に輝けるなら』

孤高なギター少女が偶然出会った女子高生バンドに参加する音楽アニメ総集編。前編のライブ〆から新規カット盛り沢山を期待したけど、まどマギ始まり永遠よろ
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.5

『突き詰められるのならば、マス向けも性癖の具現化』

思春期を迎えたライリーの中にある擬人化された感情が新たに増えるケルシー・マン監督作品は、ポリコレ以前から面白さよりもテーマを重視している旧態依然と
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.0

『パニックを笑えない、これもまた時代の流れなのか』

トラウマを抱える気象学の天才女が正反対の男と竜巻に挑むディザスター映画。インフルエンサーと聞いて僕のような人間は鏖殺を期待するが、逆張りの応酬みた
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト(2024年製作の映画)

4.0

『次は「僕たち」だと、それだけを伝えてきた物語』

超人社会に無個性で生まれた少年が一人前のヒーローを目指すジャンプアニメの劇場版第4弾は、遂に最終回を迎えるヒロアカの最も熱い時期にやる企画にしては弱
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