このレビューはネタバレを含みます
皆、たくさん傷ついてきたからこそ優しいね。
昔、母に「痛みがわかる優しい人になってね」と
言われたことがあります。
そんな人間になれているでしょうか？
そんな人間になっていくための人生でありたい。
人物の描き方、丁寧。
伏線回収作品の面白さを私に教えてくれた作品。
坂本真綾さんと中村悠一さん、とんでもない。
痛みや辛さを知っているから夾はとっても優しいんだね。
でも、痛みを知ってるから自分を許せないんだね。
人に甘えちゃいけないことがよくわかるから
人に甘えられず、一人で生きていこうとしてしまう。
人間は矛盾ばっかりだ、
わたしはそんな矛盾ばっかりな自分がちょっと嫌いだ。
隣にいなくてもいいから幸せでいてくれって思う心と
それでも、貴方の隣にいたいって思うその矛盾が
愛なのかもしれない。
存在してるだけでいいんだってちょっと思えた。
◎3話のチョークを折ってくれる由希、すき。
