「電光超人グリッドマン」が原作のオリジナルアニメ。
TRIGGERらしい激アツな描写が多くみられる素晴らしい作品でした!
ダイナゼノンは合体して毎度のこと全員で戦っていましたが、グリッドマンは裕太がメインで戦い、内海、六花は主にサポート役。
にも関わらず、個人間の繋がりみたいなものはダイナゼノンよりグリッドマンの方が感じるから不思議。
グリッドマンは離れていても全員で一丸となって戦っている感じがあって「俺たちがグリッドマンだ!」と言わんばかりの一体感が好きでした。
初期から怪獣に殺された者は街が修復されても戻ってこないなど、危機感を煽る描写があって「僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ」感が強くて、みんなで一丸となって世界を守る強い意志を感じました。
一方でダイナゼノンは最終回で熱いキャラクター間のぶつかり合いがあったわけですが、一対一でのやりとりがメインで、全員が同じ思いを共有していたわけではありませんでした。
しかし、ダイナゼノンの良さはキャラの深掘りにあって、それぞれの過去の遺恨をラストで発散させることにあったと思います、繋がり重視というよりも。
という部分に着目すると、一人一人のキャラとしてはグリッドマンはちょい薄味な感じもありました。
まぁこのアニメはアカネを救う物語なので、多くのキャラを深掘りする余裕はなかったのかもしれませんが、それでも熱いものがありましたね。
グリッドマンは全体的に熱さを感じて、総熱量で言えばダイナゼノンを圧倒していますが、個人的に瞬間的な温度で言えばダイナゼノンも負けてなかったなぁと思います。
「SSSS.GRIDMAN」はまだ未回収の伏線が多くある気がして、「グリッドマン ユニバース」で回収される気がするので、少々消化不良な部分はありますが、昔見ていた特撮ものの良さを思い出した気がしてかなり楽しめました!
タイミング的に劇場に行くことは叶わなかったのですが、サブスクに追加されることを心待ちにしたいと思います。