彦次郎

それでも歩は寄せてくるの彦次郎のレビュー・感想・評価

それでも歩は寄せてくる(2022年製作のアニメ)
3.3
将棋で勝ったら将棋部部長八乙女うるしに告白しようとする元剣道部田中歩のラブコメ。作者は『からかい上手の高木さん』と同じ山本崇一朗でいわゆる「高木さん系」に属します。グイグイ押してくる歩が高木さんで将棋は強くても恋愛のアプローチに弱い部長が西方といった役回りでしょう。いちおう香川凛という歩のことを好いている後輩も登場してくるのでその辺りのパターンは変えられております。また歩は将棋が強くないため部長が好意を持っても結ばれないという謎の永久機関にハマっているのが特徴です。この歩という男、一目惚れで将棋部に入ってくるというチー牛ならば女子から気持ち悪いと断じられそうな設定ですがイケメンスポーツマンということでその辺りは解消。高校2年(中盤で3年生)な割に体型が小学生のような部長はメッシと同じ病気を抱えている疑いもありますが恋愛にもチョロいので成長速度が一般の方よりも遅めなのかもしれません。
個人的には幽霊部員になることを快諾する友人角竜タケルと平安貴女みたいな図書委員御影桜子との恋愛模様の方が気になりますが将棋という味付けのためにはメインは歩たちの方が良かったのでしょうか。
つまらないということも無いですが学年も違っているので行事イベントも被りがなくその分アッサリしていると思いました。
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