いつか王都で歌うことを夢見ている、小さな村の少女、リン。その王都では、歌姫のフィーニスが、来たる戦争のために歌の力を使うよう強いられていた。

リンとアルは小さな村へたどり着き、美人宮廷吟遊詩人を名乗るポニーに出会う。王都に戻ったヘンリーは、高まりゆく戦争の気運に戸惑いを隠せない。

若き吟遊詩人狩りを命じられた王都兵たちに捕えられた、ポニー、リン、アル。一方で、ヘンリーにひかれてゆくフィーニスの命を狙う、暗殺者の姿が。

卑劣なルード王子に最前線へ送られたヘンリーを思うあまり、命を削って力になろうとするフィーニス。ポニーたちは、アリューとモニカの姉妹と出会う。

王都へ急ぐレオボルトは関所で拘束され、リン達も同じ関所で捕まってしまう。歌の力を使うフィーニスと彼女を見守るコルテには、限界が近づいていた。

リン楽団は、歌の力を研究していたドクター・ヴァイゼンの研究所へ。ヘンリーとフィーニスは再会を喜ぶが、2人の恋心はルードに気づかれていた。

コルテに説得され、逃げる決意を固めるフィーニスとヘンリー。コルテは、ルード王子の毒殺を試みる。フィーニスを探すリン達は、最前線へ到着する。

歌の力で終わらせたはずの世界で、フィーニスはいくつもの時を生き続ける。愛しいヘンリーと再び出会うために、そして究極の破滅を引き起こすために。

ついにフィーニスを見つけたリン一行。彼女に近づくためには、まずは王都軍の目を欺かなくては。仲間達が奮闘する最中、リンは全ての真実に触れる。

不思議な幻影の中、リンが目にするのは自らの過去と真実。同じ頃、リン楽団と傭兵達は、バズラ将軍に立ち向かうヘンリーのもとへと馬を走らせる。

星歌祭が近づき、バズラはフィーニスを従えて王都へ帰還。リンはフィーニスの恐ろしい計画を仲間に伝え、それぞれの胸に様々な思いが込み上げる。

フィーニスが終滅の歌を歌い、星は大地へ急接近。ヘンリーがバズラの強力な兵器を前に苦戦する一方で、ポニーは希望が残されていることをリンに説く。