個人的に好きなテイストだったアニメ。円谷プロダクションの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とした完全新作アニメーション第2弾...というのを観終わった後に知り、原作も知らないし第1弾「SSSS.GRIDMAN」を観てないのに、かなり楽しく観れました。
「巨大ロボvs怪獣」を描いたアニメなんですけど、ありえない非日常の中で日常を描いた群像劇がなかなかに素晴らしかった。
戦うのが嫌とかじゃなくて、戦いよりもバイトを優先したり「日常を維持しようとする」描写がとても新鮮。
それに戦闘にはド派手にBGMが入ってるんですけど、それ以外は極力BGMがなくて、そういった意味でも「非日常」と「日常」の違いを表現してたのも良かったですねー。
随所の会話がとても好きで、オーバーな演出がないのも好み。終始クスクスしながら観れて、とてもセンスを感じてしまいます。
敵味方が入り混じるストーリー展開もなかなか面白く、「怪獣とは何か？」というのを軸に終盤はかなりシリアス度が増しました。最終話の主人公のセリフは結構好きです。
もちろんド派手な巨大ロボの分離・合体や戦闘シーンの出来も素晴らしくかなり見応えありました...って、ここは最初から期待していてたんで、それ以外の人間模様がとても印象に残るアニメでしたねー。
