私のAVVENIRE

NANA-ナナ-の私のAVVENIREのレビュー・感想・評価

NANA-ナナ-(2006年製作のアニメ)
4.5
あまりにも素晴らしい内容に時を忘れた。二人の"ナナ"を中心に男女関係/バンド仲間/何とも言えない複雑な感情を、繊細かつダイナミックに描く大人の物語に脱帽。人のダメな所がこんなに魅力的に映る作品は珍しい。

序盤は"ハチ"の自由奔放さに爆笑しつつも、寂しさや何がしたいのか分からない自分に心をすり減らしている様子等が現代的で非常にリアル。
「世の中、必ずしも正義が勝つようには出来てない」
理不尽ながらヤスの台詞は真理。これは少女漫画の枠を超えた内容だと思う。原作未完のためか最終話は謎を残したまま終わる…先が気になって仕方ない。。 学生時代に原作が流行していたのに未読だったことを後悔、また未だ未完なのも惜しまれる。
矢沢あい先生のご回復と復帰を願っています。
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